beacon

浦和vs大宮 試合後選手コメント

このエントリーをはてなブックマークに追加
[4・20 J1第7節 浦和0-0大宮 埼玉]

 浦和は20日、埼玉スタジアムで大宮と対戦。埼玉ダービーは0-0の痛み分けに終わった。浦和の連勝は4でストップ。後半は圧倒した大宮の連勝も2で止まった。
以下、試合後の選手コメント

<浦和>
●FW高原直泰
「少しミスが多かった。相手のボランチに自由にボールを回されてしまった。そこをもっと意識してケアしていかないといけない。縦、縦だと単純な攻撃になる。セカンドボールを拾ってもう一度攻撃できるような状況をもっとつくらないと。単発じゃ厳しい。全体的に押し上げられる時間を自分たちがつくらないと。最初2連敗したけど、その後4連勝して、今日も負けたわけじゃない。チームとしての流れも悪くはない」

●FW永井雄一郎
「長いボールばかりになれば前線もきつくなる。下でボールを回しながら攻めれれば一番いいし、少し下がってボールをつないでいこうと思っていた。自分で必要だと思ってやっていた」

●FWエジミウソン
「とりあえず引き分けたのはでかい。勝利するチャンスはうちの方が多かったと思うけど、引き分けで勝ち点1も大事。みんなすべての力を出し切ろうと頑張っている。徐々によくなっている」

●MF相馬崇人
「運動量とフィニッシュの部分が課題。後半は個人的にもボールを受けられなかった。中盤でボールを回して飛び出したりしたかったが、前半みたいな形を後半はつくれなかった」

●MF梅崎司
―後半に惜しいミドルシュートもあったが?
「決めたかったですね。フリーだったし」
―前と後ろが離れていた?
「中盤があまりなかった感じがする。でも気持ちを切り替えていくしかない」
―21日からはU-23日本代表候補合宿もあるが?
「そっちはそっちで切り替えなきゃいけない」
―大宮の守備の印象は?
「確かに固いなという感じだった。チームでしっかり守っていた」

●DF田中マルクス闘莉王
「全部がうまくいくわけない。そんな簡単なもんじゃない。相手も必死に来ているわけだし」
―中盤が間延びした?
「ちょっとバラバラになったけど、疲れもあるだろうし、切り替えて。負けないことも大事。最後の精度を上げないと攻撃にならないし、カウンターを受ける。クロスの精度。フィニッシュの前のパスの精度。そこでいいボールが来ないと、オレが上がっている意味もないし、疲れるだけ」

<大宮>
●FW吉原宏太
「中盤でプレッシャーがなくてマサさん(斉藤)とコバ(小林慶)が自由に持てていたけど、ラストパスに時間がかかっていた。持てるから時間をかけすぎて、レッズは7人で守っているし、一人一人が強いから、ああなるとこじ開けるのは難しい。速い攻撃ができればレッズでも崩せたけど」
―勝てた試合?
「勝てたね。1点あれば。そんなもんでしょ、アウェーなんで。負けないことはよかったし、みんなハードワークしていた。今までで一番うちの色が出せた。やりやすかった」
―後半はほとんど大宮の時間だった?
「デニスとペドロの2トップになって相手のボランチをケアしなくなってからちょっとやられるシーンはあったけど、それぐらいで。でも、一発で裏にドーンで1点が浦和の色。それがイヤだった。チャンスをつくれそうでつくれない。そこが課題」
―裏を狙っていた?
「そうすることで相手のDFラインと中盤が空いて、そこでボールを持てるようになる。でもそこから工夫がなかった。バイタルエリアもサイドも取れるけど、クロス、ラストパスが少ない。クォリティーを上げれば、もっといいサッカーはできる。そうしないと点が取れなくて、外国人の個人技になる。そこを試行錯誤している」

●MF小林大悟
「DFラインとボランチの間に入って、そこで前を向いて仕事をしようと思っていた。(両サイドバックの)ムラさん(村山)も波戸くんも前にいけていたし、予想通りの展開だった。勝てなかったのは悔しい。こういう展開で、ボールも支配して、チャンスも多かった。最初から勝ち点3を取りにいくと話していたし、引き分けという結果に満足していない。最近のレッズの試合を見て、これぐらいボールを支配できるのは想定していた」

●MF小林慶行
「自分たちが理想とする、自分たちでポゼッションして相手の前に来る力を奪うことがしっかりできていた。相手がプレスをかけようとしてもかからなかったのは、僕たちのポゼッションの成果。全体の距離感もよかった。得点できなかったことは結果として受け止めるけど、今日みたいなゲームを続けていければいいと思う」

●MF金澤慎
「自分の中ではそこそこできた感触もある。試合に入れば浦和のブーイングとかも気にならなかった。いい集中ができていたと思う。もうちょっとうまくボールを引き出して起点になれればよかった。判断が少し遅くなるだけで、プレッシャーが強くなる。決めなきゃいけない場面もあった」

●MF斉藤雅人
「DFラインと中盤をつなぐコネクト的な役割を意識している。自分自身のパフォーマンスは前半はまあまあ良かったけど、後半はパスミスが続いたりして、そこが反省点。1タッチ、ダイレクトを使いながら2タッチ以内で回せていた」

●DFレアンドロ
「いつも通り、ダービーらしく激しいゲームになった。ゴールは奪えなかったけど、特に後半はチャンスをたくさんつくれた。ビデオを見て研究して、特にカウンターに注意しようと話していた。そこを警戒してゲームに入ったので、多くのチャンスをつくられずに済んだと思う」

(取材・文 西山紘平)

TOP