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[天皇杯]明大はシュート数で新潟上回る。「パスサッカーは通用した」

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[11.15 天皇杯4回戦 明治大1-3新潟 NDスタ]

 3-1というスコアだけを見ればアルビレックス新潟が実力通りに勝利したといえるが、明治大学はかなり善戦した。まさに"グッド・ルーザー"といえるだろう。

 神川監督は試合後のインタビューで、新潟のようなサッカーを目指していることを明かし、「実力通りの結果になった」と話したが、2回戦でJ2湘南、3回戦でJ1山形を倒したときと同様、カウンターサッカーではなく、持ち前の前線からの守備、そしてつなぎの攻撃サッカーでJ1上位の新潟に迫った。

 新潟はJ1最少の失点(28)のチームだが、何度も決定機を作り、シュート数は新潟より4本多い16本だった。特に前線の都丸昌弘、山田大記、三田啓貴、山本紘之の4選手が絡んだ攻撃には迫力があった。

 1得点を奪った山本はインタビューで「やるからには勝とうとやってきた。(前半で)0-2となったが、まだ後半があると、望みをつないでいこうと話していた。後半、次の1点をどっちがとるのかが大事だと話していて、取れたのはすごく大きかったけど、すぐに取られたので残念です」と悔しがった。

 だがチームは、この大会で自信を深めた様子。スポーツニッポンweb版によると、主将のMF都丸昌弘は「自分たちのパスサッカーは通用した。大学リーグのレベルの高さは証明できたかな」と手応えを口にしたという。

 山本は「まだリーグ戦が残っている。つないでいければいい」と話し、神川監督も「新潟を目標に日々、積み重ねてきた。(今後へ)大きな糧になると思います」と話した。この経験がどう生かされるか、今後が楽しみだ。

(文 近藤安弘) 

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