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高校選抜・碓井主将「これからいいチームに」

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[2.27 フレンドリーマッチ U-18J選抜 1-1 日本高校選抜 国立]

 第88回全国高校サッカー選手権で優勝した山梨学院(山梨)のMF碓井鉄平主将(3年)が日本高校選抜の主将を務めた。この試合は高校選手権決勝で対戦した青森山田のMF柴崎岳(2年)と中盤中央で司令塔コンビ。同大会を彩った2人のコンビに注目が集まったが、技術で上回るU-18Jリーグ選抜に対し、前日に集合したばかりのチームではなかなか思うような試合ができなかった。
 「自分たちでボールを持っている時は細かいパス回しができたけど、相手にボールを持たれると(ディフェンスが機能せず)なかなか奪えなかった」。個人的には「攻撃面ではタイミングでドンドン飛び出して行こうと思った」がなかなか思うようにボールに絡めず、後半11分にゴール正面左寄りの「選手権決勝V弾」に近い位置から放った右足シュートも「イメージはあったんですけど」GKの両腕に収まった。

 「何度来てもいいところ」という国立での試合は、リードされながらも後半に追いつきドロー。F東京に所属していた中学時代の後輩・DF廣木雄磨(F東京)らを擁したU-18J選抜相手に敗戦は免れたが、勝つことはできなかった。この後、チームは来週に静岡県ヤングサッカーフェスティバル(3月7日)出場を経て、3月27日からスイス・ドイツ遠征(第70回ペリンツォーナ国際ユースサッカー大会出場)。日本の高校生の代表として世界と戦う。

 世界での戦いへ向け碓井は「(きょうの試合については)少ししか合わせる時間がなかったし、きょうは全然バラバラ。ただ椎名(伸志)とか(柴崎)岳、小島(秀仁)ら上手い選手たちがいる。これからいいチームにしていきたい。自分にとってもステップアップにつながるようにしたい」。チームとして、個人として、世界で大きくレベルアップすることを目標に今春の戦いに臨む。

(取材・文 吉田太郎)

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