高円宮杯第21回全日本ユース(U-18)選手権の出場権を懸けたJFAプリンスリーグ(U-18)九州は9日、1部と2部の各第8節を行った。

　大混戦の1部は5チームが勝ち点14で並んだ。前節首位に立った筑陽学園高(福岡)は6位のアビスパ福岡U-18(福岡)と対戦。前半20分にオウンゴールで失点した筑陽学園だったが、26分に大原浩次のゴールで同点に追いつく。ただ、前半ロスタイムに福岡U-18のFW三笘元太に勝ち越しゴールを許すと、追いつくことが出来ず、1-2で敗れた。

　勝ち点13で並ぶ2位の大分トリニータU-18(大分)と3位の日章学園高(宮崎)との一戦は、1-1の後半25分にFW横山卓郎のゴールで大分U-18が勝ち越す。だが日章学園は後半ロスタイム、FW當瀬泰祐が起死回生の同点ゴールを決めて2-2の引き分けに持ち込んだ。

　また同じく、勝ち点13だった4位・大津高(熊本)は鹿児島実高(鹿児島)とスコアレスドロー。この結果、筑陽学園、大分U-18、日章学園、大津、福岡U-18が勝ち点14で並び、得失点差で上回った大分U-18が首位に立った。

　上位5チームを追うチームたちの争いも熾烈を極めている。勝ち点12で5位だった鵬翔高(宮崎)は国見高(長崎)のMF大町将梧に2ゴールを決められて0-2で敗戦。勝ち点11で7位の鹿児島城西高(鹿児島)は東海大五高(福岡)に後半突き放され1-3で敗れた。また、東福岡高(福岡)はMF田中達也の先制ゴールなど後半の5得点で神村学園高(鹿児島)に5-1で快勝。この結果、9位の国見までが首位から勝ち点4差と十分に全国を狙うことのできる位置につけている。
　
【九州1部】
[第8節]
大分U-18 2-2 日章学園高
[大]為田大貴(7分)、横山卓郎(70分)
[日]{{仏・鷽梨仏・鷽理}(51分)、當瀬泰祐(90分+2)

福岡U-18 2-1 筑陽学園高
[福]オウンゴール(20分)、三笘元太(45分+1)
[筑]大原浩次(26分)

鵬翔高 0-2 国見高
[国]大町将梧2(16分、62分)

神村学園高 1-5 東福岡高
[神]津田幸祐(56分)
[東]田中達也(52分)、松内徹2(62分、90分+1)、荒木俊春(70分)、佐々木陸(72分)

大津高 0-0 鹿児島実高

鹿児島城西高 1-3 東海大五高
[鹿]林諒彦(42分)
[東]弓崎恭平(4分)、藤山凌(75分)、小林秀征(85分)

【九州2部】
[第8節]
長崎日大高 4-2 佐賀東高
[長]山道和彦(34分)、山口俊矢(39分)、北倉玄男(45分)、山本眞澄(90分)
[佐]香田真也2(65分、88分)

那覇西高 3-3 折尾愛真高
[那]仲宗根良太(15分)、儀間貴斗(24分)、照屋晶平(49分)
[折]中村慶介(53分)、後藤雄飛(57分)、有浦大貴(70分)

大分鶴崎高 2-5 ルーテル学院高
[大]福原元希2(22分、54分)
[ル]三北啓矢(11分)、柴田宗寛(51分)、藤村喜楽(72分)、岡本健太郎(78分)、オウンゴール(80分)

宮崎工高 2-0 海星高
[宮]戸敷亮吾(58分)、浜崎優(73分)

九州国際大付高 4-0 アミーゴス鹿児島U-18
[九]中河周人(43分)、田口光樹(59分)、竹本央(64分)、田村友(80分)

出水中央高 3-1 佐賀北高
[出]東郷翔平2(23分、78分)、池之上遼(45分+2)
[佐]森永健太(19分)

<写真>神村学園高vs.東福岡高
(文　吉田太郎)

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特設:プリンスリーグ(U-18)2010
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