beacon

横浜FMは堅守破綻。3試合6失点に中澤は「球際を厳しくいかないと」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.15 J1第12節 横浜FM2-2京都 ニッパ球]

 渋い表情が続いた。当然だが、笑顔はまったくない。横浜F・マリノスは3試合連続の2失点で、連勝を逃した。持ち味のはずの堅守が崩れ、勝ち点3を奪えなかった。

 ディエゴ、ドゥトラの個人技に翻弄された。相手は8人で守り、前述2人に柳沢敦を使ってほとんど3人で攻めてきた。しかし、前半16分、カウンターからドゥトラに翻弄されて失点した。攻撃参加し戻りが遅れた中澤佑二は「あれは戻れなかった。(自分以外で)人数が足りていたので悔しい。どちらかと言えば負けゲーム。もっと球際を厳しくいかないと」と悔しがった。

 失点シーンは中澤個人の問題ではないが、ドゥトラ、ディエゴと破壊力のあるブラジル人に翻弄された部分はある。W杯を考えると、さらに強力なアタッカー陣がそろうため、不安は募る。W杯前最後の試合だけに、完封という結果で気持ちよく、代表にいければよかったのだが・・・。

 「代表へ厳しい意見が多いが、選手を信じてポジティブな応援をしてほしい」と中澤。開幕まで27日。時間は多くはないが、考えようによっては、あるともいえる。中澤が鉄壁の守備を取り戻し、エトーやスナイデルを封じてくれることを期待したい。

(取材・文 近藤安弘)

TOP