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チリ、48年ぶりのW杯勝利で初陣飾る

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[6・16 10年W杯GL・H組 ムボンベラ]

 10年W杯H組は16日、ムボンベラでホンジュラス-チリ戦を行い、チリがFWジャン・ボセジュールの得点で1-0の勝利を収めた。チリのW杯勝利は62年W杯以来48年ぶりとなる。

 ホンジュラスは4-5-1システム。GKはノエル・バジャダレス。DFラインは右からセルヒオ・メンドーサ、オスマン・チャベス、マイノル・フィゲロアエミリオ・イサギーレ。中盤はWボランチにアマド・ゲバラとウィルソン・パラシオスが並び、右にエドガー・アルバレス、左にロヘル・エスピノサ。トップ下にラモン・ヌニェスが入り、ワントップはカルロス・パボンとなっている。なお、レイナルド・ルエダ監督は10年W杯北中米カリブ海最終予選最終節のエルバルサドル戦で退席処分となり、この試合はベンチ入り停止処分。代わりにアレクシス・メンドーサ・ヘッドコーチが指揮を執る。

 一方、チリは4-3-3システム。GKはクラウディオ・ブラボ。DFラインは右からマウリシオ・イスラ、ワルド・ポンセ、ガリー・メデル、アルトゥロ・ビダル。中盤はアンカーにカルロス・カルモナが入り、攻撃的MFにはマティアス・フェルナンデスとロドリゴ・ミジャルが並ぶ。3トップは左ウィングにアレクシス・サンチェス、右ウィングにジャン・ボセジュール、ワントップにホルヘ・バルディビアという布陣となっている。

 試合は序盤からチリが主導権を握ると、迎えた前半34分にM・フェルナンデスのスルーパスに抜け出したイスラがゴール前にクロス。先にホンジュラスDFメンドーサが触れるも、ボセジュールが押し込み均衡を破った。

 後半に入ると、開始直後にホンジュラスが仕掛ける。アルバレスがドリブルで持ち込み、PA内で倒されるもノーファウルの判定となった。

 その後はチリが前半に引き続きペースを握り、右サイドのサンチェスを中心に何度もチャンスを創り上げる。同19分には左サイドのFKからM・フェルナンデスがゴール前にクロス。ビダルのポストプレーからポンセがフリーのダイビングヘッドを放つが、これはホンジュラスGKバジャダレスが驚異的なセーブで防いだ。

 終盤にはホンジュラスがパワープレーを仕掛けるも、決定的チャンスはカウンターを繰り出すチリに生まれる。後半42分に投入されたマルク・ゴンサレスが何度もミドルシュートを放ち、ホンジュラス・ゴールを脅かした。

 結局、試合はそのまま1-0で終了。チリが初戦を勝利で飾り、GL突破へ向けて貴重な勝ち点3を獲得している。

 勝利を収めたチリは次節、21日にスイスと対戦。一方、敗れたホンジュラスは同日にスペインと対戦する。

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(文 宝田雅樹)

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