[8.14 J1第18節 鹿島1-1F東京 カシマ]
　J1第18節は14日、各地で5試合を行い、カシマスタジアムでは鹿島アントラーズとFC東京が対戦。鹿島は前半27分、FW興梠慎三の2戦連発となるゴールで先制したが、F東京も後半41分にDF今野泰幸が同点ゴールを決め、1-1で引き分けた。
以下、試合後の選手コメント

<鹿島>
●FW興梠慎三
「申し訳ないです。前半、チャンスはいっぱいあったし、2発目を決めれればよかったけど……。勝ち点3を取れなかったのは悔しい。次は勝ち点3を取れるように、アウェーで、マルキが帰ってくるか分からないけど、試合に出たら勝ち点3を取れるように頑張りたい」
―先制する展開だったが?
「全然ボールをつなげられなかった。グラウンドも悪かったし、後半は主導権を握れず、相手ペースで終わった。ホームだし、主導権を握りたかったけど……」
―個人的には2戦連発と結果を出したが?
「自分で崩したゴールじゃなくて、セットプレー。あんまパッとしないゴール。まだまだ自分のプレーを出せていない」

●DF新井場徹
「結果は引き分けだったので、内容どうこうよりそこだと思う。ピッチコンディションとか気候は向こうも一緒だし、言い訳にはならない。ペース配分というか、90分間走り回るのは難しいし、チームとしての試合運びとか、チャンスに決め切って勝つとか、そういうのが大事。でもすぐ試合が来るし、切り替えてやるしかない。引き分けだけど、うちとしては勝ち点2を失った試合」


●MF石川直宏
「後半最後まであきらめずにやれたことはよかった。内容はまだまだ反省しないといけない。試合をやっていて、鹿島はやっぱりうまいなと特に前半は感じていたけど、これだけ走っていたら後半はもたないだろうなと思っていた。1-0か0-0で折り返す意識だったけど、1点取られてもまだまだ時間はあったし、2点目を取られないようにしてゴールを狙った」
―だいぶ動きにキレが戻ってきた?
「ボールに触る場所、周りとのイメージの共有はまだまだ。自分のプレーは悪くない。どこでプレーしたいか意思表示をして、ゴールにつなげたい」

●MF大竹洋平
―途中出場だったが?
「相手はバテていたので、前を向いたら大黒さんが裏に走るからということだったので、前を向いて裏に出してという形をずっと狙っていた。ただ、簡単にクロスを上げて弾かれるシーンが何回かあった。得点場面みたいに自分がキープしたり、そういうところをもっと味方と話して、どんどん自分がボールを受けてやった方がよかったかなと思う」

●DF今野泰幸
「きつい試合だったけど、負けている展開だったので、なんとか点を取りたくて、それが自分だったのでうれしかった。鹿島はいいチームで、守備が堅かったし、隙を見つけるのは難しかったけど、何度も何度もチャレンジしたことが結果につながったと思う。1試合1試合全力で勝ちを目指して頑張るだけ。次は勝ちたい。すごく苦しい状況だけど、練習からみんないい雰囲気でやっているし、いつかいい流れが来るように頑張りたい」
―次はC大阪戦だが?
「最近勝てていないので、勝ち点3を取って、みんなで喜びたい」
―得点シーンは?
「大黒さんからいい落としが来て、前がすごく空いていたので、少し左にずらして、あとは運に任せた。コースは狙ってません。とにかく枠に入れようと」
―攻めていてもなかなか点が入らなかった。
「鹿島は終わらせ方がうまいし、厳しい中で守り切る力がある。今日も難しかったし、やっぱり王者だなと思った。1点取って、そのあとはダラダラというか、相手を自分たちのペースに付き合わせて試合を終わらせる。そういう強さは今日も感じた」

(取材・文　西山紘平)