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C大阪のエースFWが4発

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[12.4 J1第34節 C大阪 6-2 磐田 金鳥スタ]

 セレッソ大阪のFWアドリアーノがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権をかけた最終戦で4得点の大爆発だ。まずは前半24分、強引なドリブルでボールをPAまで持ち込むと、MF乾貴士へ預けてDFラインの背後へダッシュ。乾が浮き球のラストパスを通すと背番号9は右足でゴールへとねじ込んだ。

 29分には左サイドのスペースを突いたMF清武弘嗣の絶妙な折り返しをダイレクトでゴールへと押し込み2点目。勢いの止まらないアドリアーノは、後半9分にも清武が自陣右サイドから出した絶妙な縦パスでDFの背後へ抜け出し、ハットトリックを達成した。

 クラブによると「今日はチームに貢献できたこと、そして結果に大きくつながったことをうれしく思います。素晴らしい結果で最終戦を終えられた、その中で点を取れたことは良かったと思います」と振り返ったストライカーは後半14分、MF家長昭博が中央から右サイドへと出したスルーパスで再び抜け出すと右足で圧巻の4点目。チームを逆転でのACL出場へ導いたFWは「個人的に活躍が出来てよかったです。(4得点は)本当に自分でも驚いています。4点を取るなんてことは自分のキャリアの中で初めてです。そう簡単に起こることではないですし、1試合で4点なんて、こんなこと人生でまた起こりえないことだと思います」と自らの大活躍に驚いていた。

 アドリアーノは今年2月にクラブW杯に出場するブラジル・インテルナシオナルから期限付き移籍期間加入。抜群のスピードなどをいかしてJ1年目で14ゴールをたたき出した。先日には同じ大阪に本拠地を構えるG大阪が獲得へ乗り出したという報道もあったが、今後はその去就についても注目が集まりそうだ。

(文 吉田太郎)

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