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[Y☆voice74]日本高校選抜FW加部未蘭(山梨学院)「プロでも勝負できないことはない」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第74回(11年日本高校選抜編第8回)はFW加部未蘭選手(山梨学院高)です。
 加部選手は2年時には右足甲骨折を抱えながらも山梨学院の全国高校選手権初優勝に貢献。新チームではケガでの長期離脱があったものの、王者として臨んだ選手権では圧巻のスピードとパワーでチームを8強へ導き、ヴァンフォーレ甲府入りも勝ち取りました。ケガで苦しんだ高校生活について、またプロ1年目の目標とは?(取材日:3月5日)

―高校3年間を振り返って
「ケガで半年以上サッカーができなかったので、つらかったけれど、最後あの舞台でサッカーができたので良かった」

―連覇を達成することはできなかったけれど、納得する終わり方ができた?
「(敗れた流通経済大柏戦で)オレが左足シュートを決めていたらとか、(流通経済大柏FW宮本の)顔面シュートが決まらなければとか、言い出したらいろいろありますけれど。そんなに後悔はしていないです。2年の時よりは3年の時の方が自分を出せたと思う。選手権のあの舞台でサッカーをできるということが楽しくて。(最後万全の状態でプレーすることができて)良かったですね」

―高校選抜の多くの選手が進学する中、プロへの切符を勝ち取りました
「Jは高校とテンポが違ったりして馴染めていないというか、まだまだな部分は多いですけれど、自分の持ち味を出せたときとか、プロでも全然勝負できないことはないと感じています。まだまだチームの中では一番下で、メンバー外というか候補にも入っていないというように見られているけれど、そこから巻き返していきたい」

―今年一年でやり遂げたいことは?
「ゴールだったり、試合に出るということはやり遂げたい」

―将来については?
「まずヴァンフォーレで少しでも認めてもらうこと。スピードだったりボールを持ったときのプレーで仕事をできる人間だと言うことをアピールできれば、チャンスもあると思うのでしっかりやっていきたい。将来はいつか海外に行きたいので、イブラヒモビッチとか参考にして、考えながらトレーニングしていく」

―高校選抜での目標は?
「(日本高校選抜は今回出場する)ドイツ(開催の大会で)ではまだ優勝したことがない。優勝したいですね」

(取材・文 吉田太郎)
連載:
「Youth star voice」

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