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東京V&ベレーザ、チャリティフェアでのコメント

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 東京ヴェルディは19日、午前9時から東京都世田谷区八幡山のバディスポーツスクールで東北地方太平洋沖地震・被災地義援金募金のチャリティーフェアを行い、14時半から小田急線・成城学園前駅でチャリティー募金の活動を行った。トップチームの有志26選手に加え、日テレ・ベレーザの有志7選手が参加。今回の活動を通じて、245万115円が集まった。

以下、コメント

●羽生英之社長
「スポーツクラブとして何ができるかをチーム全体で考えた結果、一昨日に今回のイベントの実施を決めました。昨夏に長崎の平和大使となった高校生の『私たちは微力だけれども無力じゃない』という言葉がありますが、今やれることをやるというのが大切だと感じています。今日は限られた時間ですが、選手たちと触れあってください。そして、皆様の力が被災地に届けばと思います」

川勝良一監督
「一日でも早く何かがしたいと選手やスタッフが動いてくれて、今回のイベントが出来た。これを一日で終わらせず継続していくことが大切。すぐに何かを送るとか難しい部分もあるが、気持ちだけではなく、物理的な物も送りたい。少しでも現地の人のためになればいいと思う」

●野田朱美監督(日テレ・ベレーザ)
「急な呼びかけにもかかわらず、多くの皆様にお集まり頂き、ありがとうございました。今日はトップチームの選手やスタッフしか来ることができませんでしたが、全カテゴリーの選手たちが何かしたいと思っているところです。今日は私たちが代表して来ているので、今出来ることを懸命にやろうと思います。微力ですが、少しでも被災地の方々が元気が出るように、今後とも頑張っていきましょう」

●DF富澤清太郎
「今回のようにファンの方たちとひとつになることで、本当に微力なものかもしれませんが、被災を受けた人たちの力になれればと思う。各地でチャリティ活動があるので、小さなものが集まって、被災された皆さんのところに届けることが出来ればいい。原発の問題もあり、メンタル面は難しいし、決して落ち着くのを望むのは難しいと思う。それでもJのピッチで100%の状態で戦うこと、それをすることで勇気付けられると思っている。今出来ることや試合に関してどういう風にやっていくかは、今後もクラブが一つになってやっていくことが大事」

●DF森勇介
「思ったよりも人が来てくれて良かった。ファンの人には結構お金を使わせちゃったかもしれない。でも、これは俺らのためじゃなくて、今苦しんでいる人のため。自分が仙台に1年いたからとか、そういうのは関係ない。サッカーをやっている仲間や同じ日本に住んでいる人が動けない状況にある。体が動いて何かが出来る人たちがこうやってやることで、ちょっとでも力になればと思う。自分ができることはお金を集めたり、自分がお金を出すことしかできない。みんなで頑張っていくしかない」

(取材・文 片岡涼)

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