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C大阪、乾ゴールもリーグ戦白星はお預けに

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[4.29 J1第8節 C大阪1-1新潟 金鳥スタ]

 セレッソ大阪はホームで新潟と対戦し、1-1で引き分けた。開幕戦ではG大阪に1-2の敗戦。前節では山形と引き分け(0-0)、今節でまたしても勝ちきれず。公式戦3戦連続で白星から見放され、ここ5試合で1勝3敗2分と苦しい状況が続いている。

 この日のC大阪は、MFキム・ボギョンが左太腿裏痛で欠場し、前節はベンチスタートだったMF倉田秋が先発出場を果たした。前半3分、FWブルーノ・ロペスに強烈な右足シュートを決められて先制を許すと、出鼻をくじかれた。攻撃の糸口をつかむことができず、なかなかリズムをつかめない。

 試合を振り出しに戻そうと、前半30分にはFWホドリゴ・ピンパォンがPA外からミドルシュートを打つが、クロスバー上方へ外れた。連動して相手を崩すことができず、単発的な攻撃が続く。それでも同42分、ピンパォンからのパスに右サイドを抜け出したMF乾貴士がワントラップから右足を一閃。同点弾を決めた。

 1-1で迎えた後半には、幾度も決定機をつくったが最後の精度を欠き、ゴールを奪うことはできない。後半12分、MF清武弘嗣の右足シュートはGKが好セーブ。同40分にはPA内右サイドからピンパォンがシュートを打つが、またもGKに阻まれた。終了間際の同44分にはDF酒本憲幸の右クロスに清武が頭で合わせたが、クロスバー上方へ外れていった。

 試合後のテレビインタビューでレヴィー・クルピ監督は「互角の試合だった。前半は本来の力が出せず、後半は本来の力を見せることはできたが、決めるところで決めきれなかった。妥当な結果というしかない」と引き分けとなった結果を受け入れていた。

(文 片岡涼)

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