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神戸はシュート18本の猛攻も決定力欠き188日ぶり黒星

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[4.29 J1第8節 神戸0-1大宮 ホームズ]

 ヴィッセル神戸はホームで0-1の零封負けに終わり、今季初黒星を喫するとともに、昨季から続く連続無敗記録も9試合で止まった。

「前半、いい時間帯が長く続いていて、その中でチャンスをつくっていた。あの時間帯に得点できなかったということが今日の敗戦につながったのかなと思う」

 和田昌裕監督が振り返った通り、序盤の決定機を決め切れなかったことが響いた。前半7分、MF三原雅俊からパスを受けたFW大久保嘉人が右足で狙うも、シュートはゴール右へ。同18分、30分とFWポポが立て続けに直接FKでゴールを襲ったが、いずれもGKの好セーブに阻まれた。すると、前半30分に一瞬の隙を突かれ、失点。このビハインドを最後まで跳ね返せなかった。

 ポポ、MFホジェリーニョ、MFボッティというブラジル人3選手が初めてそろって先発。後半7分にはポポが強烈なミドルシュートを放ち、同10分にもポポの落としからホジェリーニョがシュート。しかし、いずれもフィニッシュの精度を欠き、GKの正面を突いた。シュート数では18本対11本と大宮を攻め立てたが、決定力を欠いた。

 クラブによると、MF小川慶治朗は「たった1本のチャンスで決められてしまった。ずっとこちらが攻めている中で、一瞬集中が切れてしまったのかなと思う」と悔しさを隠さなかった。「ただ、ポゼッションという自分たちがやりたいサッカーはできた。次に向けて、勝ちにこだわる姿勢をチームとして追及したい」。神戸にとっては昨年10月23日の名古屋戦(1-2)以来、188日ぶりとなる黒星。ずるずると引きずらないためにも、中3日で迎える次節・新潟戦が重要な意味を持ってきそうだ。

(文 西山紘平)

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