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岐阜が今季初白星!!水戸は3連勝ならず

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[4.30 J2第9節 岐阜2-1水戸 長良川]

 FC岐阜が今季初の白星を手に入れた。開幕戦から2連勝と勢いに乗る水戸ホーリーホックに2-1で勝利した。

 前半2分、MF染矢一樹の左クロスをFW西川優大がヘディングシュート。これはポストを叩くが、こぼれ球をFW佐藤洸一が押し込み先制点を決めた。その後も岐阜がチャンスをつくり、水戸ゴールへ襲い掛かった。

 1点のリードで迎えた後半6分には、DF野垣内俊のパスを受けた佐藤が中央へ折り返し、最後はMF橋本卓がシュートを打ったがポストを叩いた。そして、同17分に待望の追加点。右サイドを仕掛けた西川の折り返しから、MF嶋田正吾が左足を一閃。ゴールネットへ突き刺した。終了間際に1点を返されたが、これが決勝点となり、岐阜が勝利を飾った。

 試合後のテレビインタビューで、決勝点を決めた嶋田は「こんな雨の中たくさんの方がホームでの試合に来てくれて。本当に勝てて良かった」とほっとした表情をみせた。

 一方、ここまで連勝中の水戸だったが、終盤の追い上げもむなしく今季初の黒星を喫した。2点のビハインドで迎えた後半21分には、前節で劇的な決勝弾を決めたFW常盤聡をピッチへ送った。直後の同23分にはミドルシュートを打ったが、GKに阻まれた。

 残り時間も少なくなり、焦る水戸に追い討ちをかけるように、同39分、野垣内のキープしたボールを激しく奪いにいった常盤のスパイクが野垣内の顔に当たってしまい、一発退場。数的不利な戦いを強いられた。終了間際の同44分には、今試合でJ初出場を飾った大卒ルーキーのMF小澤司が1点を返したが、あとは続かず。試合終了のホイッスルとともに、選手たちはピッチへ倒れこんだ。

(文 片岡涼)

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