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北九州が愛媛に3発快勝、405日ぶり白星獲得!!

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[4.30 J2第9節 愛媛0-3北九州 ニンスタ]

 ギラヴァンツ北九州が実に405日ぶりのリーグ戦白星を獲得した。昨年3月21日の第3節・東京V戦(1-0)以降、勝利がなく35試合連続未勝利という不名誉な記録を更新していたが、ホームで愛媛FCに3-0の勝利。今季無敗の相手に完勝を飾った。

 今季から監督に就任した三浦泰年監督にとっても、初勝利。試合後のテレビインタビューでは「これから長く戦っていかないといけない。通過点というか、スタートを切ったかなという感じです」と話した。

 試合が動いたのは後半だった。まずは後半22分、PA手前中央からMFレオナルドが左足でミドルシュートを突き刺し、先制点を決めた。そのわずか4分後、FW池元友樹が中央からドリブル突破。ラストパスを受けたFW林祐征が右足で狙いすましたシュートは、ゴールネットへ吸い込まれた。終了間際の後半ロスタイム2分には、カウンターから今後は池元が自ら決め、3-0。試合を決定づけた。

 J参入の初年度となった昨季は、初戦で横浜FCに0-2で敗戦するも、第3節の東京V戦で退場者を出しながらも1点を守りきり、辛勝。そこから光が見えてくると思われた。しかし、Jの舞台は厳しく、1勝23敗12分と苦しい戦いで最下位に終わった。さらに、そこからシーズンをまたぎ、今試合まで35試合連続で未勝利。不名誉ながら、Jリーグの連続勝ちなし記録を大幅に更新していた。その流れを断ち切る、3発大勝は大きな価値があるはずだ。Jリーグ2勝目を手にした北九州、ここから躍進となるか。

(文 片岡涼)

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