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神戸がまたも“鬼門”に屈す、シュート16本も決定力欠き2戦連続無得点

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[5.3 J1第9節 新潟1-0神戸 東北電ス]

 ヴィッセル神戸がまたも“鬼門”で沈んだ。過去2分4敗と勝利のなかった東北電力ビッグスワンスタジアムで0-1の敗戦。リーグ戦再開後、1分2敗と勝利から遠ざかっている。

 シュート16本を放ちながら2試合連続の無得点で2連敗。クラブによると、FW大久保嘉人は「決定力不足? そう言われても仕方ない」と唇をかんだ。前節の大宮戦(0-1)から先発3人を変更。MF松岡亮輔がボランチで開幕戦以来の先発となり、FWイ・ジェミンが右SBで今季初先発。2年目のMF森岡亮太が2トップの一角でプロ初先発を果たし、大久保が2列目にポジションを下げたが、前節からの流れを変えることはできなかった。

 後半11分、12分と立て続けにFWポポが強烈なミドルシュートを放つもGKの好セーブに阻まれ、同23分にはMFホジェリーニョのスルーパスから森岡がGKと1対1の絶好機を迎えたが、決め切れなかった。

 後半29分にスローインの流れから先制点を許し、同36分にはイ・ジェミンが2枚目の警告を受け、退場処分。残り時間、数的不利となり、反撃も及ばなかった。和田昌裕監督は「多くのチャンスをつくりながらも、結局、決定力、得点のところに結び付けられなかった。とにかくこの2試合、たくさんのチャンスをつくりながら得点が奪えていないので、ゴールデンウィーク中、あと1試合しかないが、何とか次節、点が取れるように修正していきたい」と、7日の川崎F戦での3試合ぶりのゴール、そして開幕戦以来4試合ぶりとなる勝利を誓っていた。

(文 西山紘平)

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