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[ケイスポ]昨年度王者明大に完勝!リーグ初戦を白星で飾る

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]

[5.5 第85回関東大学サッカーリーグ戦・前期1部リーグ第1節 明治大0-2慶應義塾大 麻溝]

 5月5日、相模原麻溝公園競技場で第85回関東大学サッカーリーグ戦第1節、明治大戦が行われた。東日本大震災の影響で約1ヵ月遅れての開催。試合前には黙祷が捧げられ、新生・荒鷲イレブンの戦いが始まった。初戦の相手は昨季の関東王者・明治大。厳しい戦いが予想されたが、チャレンジャーとして「強気に攻める気持ちを忘れずに」(須田監督)臨んだ慶大は見事2-0の完勝、幸先の良いスタートをきった。

 試合開始直後から積極的に攻撃を仕掛ける。1年生ながら先発出場のMF武藤嘉紀(1年=F東京U-18)、MF増田湧介(1年=清水東高)が豊富な運動量でボールに絡む。チームが一体となった攻撃で明治大を圧倒した。

 先制点は前半27分、FW河井陽介(4年=藤枝東高)のFKからDF笠松亮太(4年=東京Vユース)が頭で落としたボールをFW風間荘志(4年=暁星高)がゴールへ突き刺した。この試合で活躍が目立ったFW風間。前線からの守備、裏への飛び出しなど、最前線からチームを引っ張った。前半は終始ペースを握った慶大。1-0のリードで折り返した。

 後半開始早々。ゴール前まで攻め込まれ、ピンチを迎えるも、笠松の体を張ったDFで難を逃れる。するとその直後、武藤のドリブルからのクロスに、河井が飛び込み、決定機が訪れた。得点にはならなかったものの、攻め込んできた相手に繰り出す、素早いカウンターは、慶大の攻守の切り替えの早さを示していた。

 追加点は後半8分。相手DFのボールを奪った風間がハーフラインから独走してシュート。一度はキーパーに阻まれるものの、こぼれ球に詰めた河井が押し込み、試合を決定付けた。終盤には明治大が意地の反撃を見せるもGK中川翔太(4年=國學院久我山高)の好セーブなどで、しっかりと守りきった慶大。昨季の関東王者に完封勝利を収めた。

[写真]活躍をみせた風間

(取材・文 慶應スポーツ新聞会)

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