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C大阪は小松が劇的同点弾!!

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[5.17 J1第10節 C大阪1-1仙台 金鳥スタ]

 セレッソ大阪は執念の同点ゴールで、3連勝中で首位に立つ仙台と1-1で引き分けた。後半ロスタイム4分にFW小松塁が劇的な同点弾。リーグ戦初白星獲得は、またもお預けとなったが、これで公式戦4試合負け無し(1勝3分)と黒星は免れた。

 劇的な同点弾が生まれたのは、試合終了間際の後半ロスタイム4分。1点を追う後半26分に途中出場した小松と永井が起用に応えた。ゴール正面で小松がロングボールを頭で競り合い、流れたボールをFW永井龍が胸で落とす。これを小松が右足でシュート。相手DFに当たりながらも、ゴールネットへ吸い込まれて同点弾が決まった。

 この日は負傷離脱していたMFキム・ボギョン、DF上本大海が先発に復帰。こけら落としから6勝3分と負けのないキンチョウスタジアムで、今季初白星をめざした。前半12分、FWホドリゴ・ピンパォンのループシュートはゴールネット上へ外れた。同15分、MF中後雅喜のパスに左サイドへ抜け出したMF清武弘嗣がシュートを放ったが、ポスト左へ逸れた。チャンスを逃すと同30分、左サイドを崩され、最後はFW太田吉彰に先制点を決められた。

 1点を追う後半、中後に代えてMF倉田秋を投入して攻めにかかる。後半3分には乾がミドルシュートを狙ったが枠を外れた。なかなか流れを変えることのできないC大阪は、後半36分に乾とピンパォンに代わって、永井と小松をピッチへ送った。この交代が功を奏して同点ゴールにつながった。

 今季の公式戦6試合中5試合で途中出場している小松がようやく結果を残した。中2日でACLの山東魯能戦(ホーム)が控えている。引き分け以上でグループ2位以上が決定し、決勝トーナメント進出が決まる大事な一戦だ。攻撃のオプションとなる選手が結果を出し、ACLへ向けての弾みをつけた。
 
(文 片岡涼)

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