beacon

2戦連続のロスタイム弾、劇的勝利の岡山が今季5戦目で待望の初白星

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.8 J2第11節 草津1-2岡山 正田スタ]

 ファジアーノ岡山は途中出場のFW小林優希の劇的ゴールで過去1分4敗と勝利のなかったザスパ草津に2-1で逆転勝利を飾り、今季5試合目で待望の初勝利を手にした。

 1-1で迎えた後半47分、左サイドからのクロスに小林とMF岸田裕樹が詰めると、GKも前に飛び出す。ゴール前にこぼれたボールを小林が体勢を崩しながらも泥臭く押し込んだ。後半38分から途中出場し、今季初出場を果たした小林の今季初ゴールが劇的な勝ち越し弾となった。

 前半は草津のFWアレックス、MFラフィーニャの再三の突破に苦しめられた。前半40分にはクロスからの競り合いでMF竹田忠嗣がアレックスを抑えたとしてPKを献上。これをアレックスに決められ、先制点を許した。

 ところが、風上に立った後半は流れが一変。草津のDF中村英之が後半11分に負傷交代した影響もあり、岡山が怒涛の猛攻を見せた。後半20分にはDFストヤノフの右CKを中村に代わって出場していたDF田中淳がオウンゴール。同点に追い付き、さらに攻勢を強めると、終了間際にドラマが待っていた。

 後半のシュート数は岡山の12本に対し、草津はわずか1本。「やっと1勝目を挙げることができました」。試合後のインタビューで安堵の表情を見せた岡山の影山雅永監督は「最後まであきらめず、ひたむきに戦うのが我々のカラー」と強調した。

 前節の栃木戦(2-2)も前半0-2から最後は後半ロスタイムのゴールで追い付き、栃木の連勝をストップ。2試合連続のロスタイム弾で今季初の勝ち点3を獲得した岡山が最近3試合負けなし(1勝2分)と徐々に勢いに乗ってきた。

(文 西山紘平)

TOP