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神戸が4季ぶり1試合5発で連勝、和田監督「ここまで入るとは…」

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[5.14 J1第11節 清水1-5神戸 アウスタ]

 ヴィッセル神戸が5発大勝で今季初の連勝を飾った。ここまで5試合で3得点だった攻撃陣が爆発した。MF大久保嘉人、FW都倉賢がそれぞれ2得点。後半ロスタイムには途中出場のMFボッティもダメを押し、07年9月22日の名古屋戦(5-0)以来、4シーズンぶりとなる1試合5得点を挙げ、和田昌裕監督も「ここまで点が入るとは思っていなかった」と笑みが絶えなかった。

 前半18分、相手GKのクリアミスを大久保がPA外から左足ダイレクトで無人のゴールに流し込む。指揮官が「ラッキーな得点だったけど、大久保が確実に決めてくれて、気持ちよく入れた」と振り返った通り、立ち上がりの先制点でリズムに乗った。

 前半34分には左サイドから大久保がサイドチェンジ。MF朴康造が落としたボールを都倉がPA外から左足ミドルをゴール左隅にねじ込んだ。2-0で折り返した後半は清水の反撃に遭ったが、逆にカウンターから追加点。後半12分、左サイドからドリブルで仕掛けた大久保がPA内に切れ込み、右足でニアサイドを破る。同30分にも都倉が鮮やかな左足ループシュートを決め、4-0と大量リードを奪った。2分後に1点を返されたが、ロスタイムにボッティが5点目。ゴールラッシュを締めくくった。

 大久保は試合後のインタビューで「前半からハードワークできて、清水に走り勝てたのが良かったと思う」と振り返り、「サイドはすごいフリーで、自由にできた。すごい楽しんでできた」と充実した表情だった。これで2連敗後の2連勝。今季アウェーでの初勝利ともなり、「まだアウェーで勝っていなかったので、今日勝って自信になったと思う」と、大きな意味を持つ勝ち点3となった。

(文 西山紘平)

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