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宇佐美の1得点1演出などでG大阪が連勝飾る

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[5.15 J1第11節 福岡2-3G大阪 レベスタ]

 ガンバ大阪が福岡を3-2で下し、ACL最終節の天津泰達戦(2-0)に続く、公式戦連勝を飾った。FW宇佐美貴史のリーグ戦での今季初ゴールも生まれ、これで4試合負けなし(3勝1分)とチームの調子は上向きだ。

 宇佐美は試合後のテレビインタビューで「(今季のスタートは)良くなかったですし、自分を見失う場面もあったけど、この前のACLでしっかりPKを決められたし、今日も決められて良かった」と安堵の表情を浮かべた。

 昨季はJリーグベストヤングプレイヤー賞に輝くなど活躍したが、今季はなかなかゴールを挙げられず。ベンチスタートも増えていた。そんな中、11日に行われたACLの天津泰達戦でMF遠藤保仁に譲られたPKを決めて、ようやく今季公式戦初得点。そして迎えた今試合でリーグ戦初ゴールを挙げた。これには遠藤も「本人は苦しかったと思うし、ACLで1点取ったことで吹っ切れて、今日も取れたので。これからも頑張ってほしい」とエールを送った。

 試合は前半18分に先制を許し、1点を追う展開となった。しかし同30分、PA内で仕掛けたFWアドリアーノがGK神山竜一に倒されてPKを獲得。これを自ら決めて試合を振り出しに戻した。そして1-1で迎えた後半8分、待望の宇佐美のゴールが生まれた。ハーフウェーラインからドリブルで持ち込むと、PAライン上から左足を一閃。ボールはゴールネットへ突き刺さり、勝ち越しゴールが決まった。同12分には、アドリアーノとDF山口和樹が競り合い、こぼれを拾った宇佐美が右足シュート。GKがこぼしたボールにMF二川孝広がつめて、3-1とリードを広げた。同17分には1点を返されたが、残り時間も逃げ切ったG大阪が3-2で勝利した。

 これで公式戦4試合負けなしとなり、攻撃陣も4戦9発と好調を維持している。DF下平匠、DF高木和道と守備陣に故障者が多い中、2失点を喫したが、攻撃陣の奮闘で勝ち点3を手にした形となった。ACLのグループリーグ突破も決め、リーグ戦では連勝。この調子で勝ち点を重ねていきたい。

[写真]ゴールを決めた宇佐美を山口が祝福

(文 片岡涼)

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