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愛媛が岐阜に2発勝利、開幕戦以来の完封勝ちで連勝

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[5.27 J2第14節 愛媛2-0岐阜 ニンスタ]
 
 愛媛FCがホームでFC岐阜に2-0で勝利し、連勝を飾った。敗れた岐阜はこれで5戦勝ちなし(1分4敗)となり、変わらず最下位に沈んでいる。

 前節の栃木戦(2-1)で5試合ぶりの白星を獲得した愛媛は、その試合で途中出場ながら逆転弾を演出したFW小笠原侑生を1トップに置き、試合に臨んだ。5試合ぶりの先発起用に応えようと序盤から小笠原がチャンスをつくる。前半18分には右クロスを受け、左足でシュートを打ったがポストを叩いた。同23分には再び右クロスをPA内右で受け、シュートを放つがGKに止められた。

 ゴールを奪えないまま前半を折り返すと思われた前半43分、大卒ルーキーの頑張りに応えたのは背番号10だった。相手陣内中央でMF永芳卓磨からDF田中秀人へのバックパスをMF杉浦恭平がかっさらうと、そのままドリブル突破。PA中央から右足を振りぬき、先制点を決めた。

 1点リードで迎えた後半15分には早くも追加点。MF大山俊輔が右サイドからドリブルで仕掛けてDFを振り切ると、ゴールライン際から右クロス。これを左足でMF石井謙伍が押し込み、リードを広げた。その後は押し込まれる時間もあったが、守備陣が奮闘。そのまま2-0で試合は終了し、愛媛が開幕戦以来の完封勝利を飾った。

 3月5日の札幌戦(2-0)以来、ホームでは2戦2敗と勝ちがなかったため、ようやくこの日の勝利がホームでの今季2勝目となった。先制点を決めた杉浦は試合後のテレビインタビューで「やっとという感じですごくうれしい」と安堵の表情。ゴールシーンについては「自分でカットできて、そのままシュートも決められたので良かった」と笑顔をみせた。

(文 片岡涼)

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