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C大阪はホームでの不敗神話崩れる、開幕7戦未勝利

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[5.29 J1第13節 C大阪0-1大宮 金鳥スタ]

 不敗神話が崩れた。セレッソ大阪はこけら落とし以来、6勝5分と不敗神話を誇るホームのキンチョウスタジアムで大宮に0-1で敗戦。さらには4月24日の山形戦(0-0)以来、公式戦8試合ぶりの無得点で試合を終え、リーグ戦では開幕7戦連続未勝利(5分2敗)とクラブワースト記録を更新してしまった。

 24日のACL決勝トーナメント1回戦でG大阪との大阪ダービーを制し、初のACL8強入りを弾みに今季リーグ戦初勝利を手にしようと、G大阪戦の後半同様に4-4-2のシステムで試合に臨んだ。2トップはFWホドリゴ・ピンパォンと今季リーグ戦初先発のFW小松塁が組み、MF乾貴士が腰痛で欠場したことで、2列目は右からU-22代表の清武弘嗣、キム・ボギョン。ダブルボランチと最終ラインはこれまで同様のメンバーとなった。

 開幕戦から一度も先制できていないC大阪は、この日も先手を取られた。前半14分にFWラファエルに左サイドを崩されて失点した。その後も立て続けにピンチを迎えるがGKキム・ジンヒョンが好セーブを連発。守護神の奮闘に攻撃陣も奮起。同40分にはG大阪戦で決勝点を決めたDF高橋大輔のアーリークロスから小松がシュートを狙ったが、サイドネットへ外れた。同43分にはMFマルチネスがFW石原直樹に倒されて、PA外左でFKを獲得。MF中後雅喜が直接狙ったが枠を外れた。

 1点ビハインドで迎えた後半11分、清武の強烈なミドルシュートはGKに弾かれるが、こぼれを拾ったキム・ボギョンが右足シュート。しかし、これはまたもGKに止められた。なんとか1点を奪おうと後半14分には中後とキム・ボギョンに代わって、U-22代表MF山口螢と公式戦4戦ぶりのベンチスタートとなったMF倉田秋をピッチへ送る。直後の同19分にはPA手前でボールキープしたピンパォンからのラストパスを受けた倉田が右サイドを抜け出すがGKに阻まれた。その後も決定機はつくるもシュートが決められず、0-1での敗戦を喫した。

 ACLから中3日の疲労はあったとはいえ、こけら落とし以来、負けのなかったホームでの敗戦。さらには開幕7戦未勝利という不名誉な記録も更新してしまった。ここから代表戦などの影響でリーグ戦は2週間の中断期間に入る。ACLとリーグ戦を戦い抜いた体を休め、上手くリフレッシュし、次節の福岡戦でもう一度立て直しを図るしかない。

(文 片岡涼)

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