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アジア大会金メダリスト、川崎FのU-22代表・安藤が待望のプロデビュー

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[5.29 J1第13節 川崎F2-1G大阪 等々力]

 川崎フロンターレのU-22日本代表GK安藤駿介がプロデビュー戦を勝利で飾った。被シュートは9本。PKで1失点を喫したが、枠内シュートはほとんどなく、「みんなが体を張って守ってくれて、僕のところに到達するまでに防いでくれた。ほんとみんなのおかげです」とチームメイトに感謝した。

 川崎F・U-18から09年にトップチームに昇格。GK杉山力裕、GK相澤貴志の相次ぐ負傷により、プロ3年目でめぐってきた待望のデビュー戦だった。「いつもアップ中は緊張するけど、アップの汗で緊張が流れて、試合中はいい緊張感でできた」。後半ロスタイムにはシュートを後方にこぼし、ヒヤリとさせられたが、ゴールラインぎりぎりでDFがクリア。「ゴールラインを割らなければ、だれが守ってもいい。チームが勝ってよかった」と安堵の表情だった。

 30日からはU-22日本代表合宿が始まる。昨年11月のアジア競技大会では6試合に先発し、正GKとして初優勝に貢献。現在はGK権田修一(F東京)の控えに甘んじているが、今後、何が起こるか分からない。念願のJデビューを果たし、6月19、23日に迫ったロンドン五輪アジア2次予選に向けても、弾みの勝利となったのは間違いない。

[写真]プロデビューを果たした安藤

(取材・文 西山紘平)

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