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U-22代表・清武がダメ押し弾!!C大阪が3発沈めて今季初勝利

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[6.11 J1第14節 福岡0-3C大阪 レベスタ]

 セレッソ大阪が今季初の白星を飾った。初出場のACLではベスト8入りを決めるなど結果を残していたが、リーグ戦では7戦勝ちなし(5分2敗)。リーグ戦8試合目にして、ようやく勝ち点3を手に入れた。FWホドリゴ・ピンパォンのゴールで先制すると、前半終了間際にはMF倉田秋が追加点。最後はU-22代表MF清武弘嗣がダメを押した。

 前半9分、早くも先制に成功した。左CKからのボールはクリアされ、DF田中誠に頭でPA外へ出されたが、こぼれを拾ったDF上本大海が左クロス。これをファーサイドのピンパォンが右足を伸ばして押し込み、先制点を決めた。さらに前半終了間際の44分には、2戦ぶりの先発出場を果たした倉田が追加点。ゴール正面に走りこむとGKと交錯しながら、DF高橋大輔のアーリークロスを右足で押し込んだ。

 2点のリードで迎えた後半も攻撃の手を緩めない。後半30分にはMFマルチネスからのパスをPA手前ゴール正面で受けた清武が、マルチネスとのワンツーと見せかけ、DFをかわしてシュートコースをつくると右足を一閃。3点目を決めて試合を決定づけた。その後も途中出場のU-22代表MF山口螢らが果敢にシュートを狙っていき、福岡を圧倒。試合を通じて23本ものシュートを放ったC大阪に軍配が挙がった。

 試合後のテレビインタビューで清武は「ゴールを決められて良かったが、もっと決められるチャンスやアシストができたと思う。もったいなかった」と貪欲に語りながらも、「サッカーをできる幸せを毎日感じています」と笑顔。ようやく手に入れたリーグ戦での白星にレヴィー・クルピ監督は「大事なのは勝者のメンタリティー。今日の勝利を忘れずに戦っていきたい」と強く意気込んだ。

(文 片岡涼)

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