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清水は後半開始5分の2発で逆転も逃げ切れず2戦連続ドロー

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[6.11 J1第14節 G大阪2-2清水 万博]

 清水エスパルスは前節の静岡ダービー(0-0)に続いて2戦連続ドローとなった。U-22日本代表MF村松大輔とDF平岡康裕がダブルボランチを組む4-2-3-1でスタート。終盤は4-3-3に戻し、最後まで勝ち点3を目指したが、痛み分けに終わった。

 0-1で折り返した後半立ち上がりの5分で試合をひっくり返した。後半2分、FW大前元紀の左後方からのFKはいったんクリアされたが、こぼれ球をつないでMFアレックスが左クロス。FW高原直泰の右足ボレーをGKが弾いた跳ね返りをDF平岡康裕が頭で折り返し、ゴール前混戦からDF太田宏介が押し込んだ。

 さらに3分後の後半5分、今度は右後方からのFK。大前がゴール前にクロスを上げると、キックの際に軸足を滑らせ、ボールはゴール方向に流れる。これがDFとGKの間を抜け、ワンバウンドしてゴール左隅へ吸い込まれる勝ち越し点となった。

 公式戦2試合連続で無得点に終わっていた清水だったが、セットプレーからわずか4分間で2得点。一気に試合をひっくり返したが、後半12分にMF宇佐美貴史の個人技で同点に追い付かれ、その後は劣勢の時間が続いた。

 後半19分にはMF小野伸二、MF小林大悟を投入し、4-2-3-1からアンカーを置く4-3-3にシステム変更。同21分、小林の右クロスを小野が豪快なオーバーヘッドで狙ったが、シュートはゴール上に外れた。

 アフシン・ゴトビ監督は試合後のインタビューで「自分たちがリードしてから試合をコントロールできずに失点してしまった」と悔やみながらも「うちが2点取ったあとにG大阪が素晴らしい反応を見せ、素晴らしいシュートで同点にされた」と相手を称えていた。

(文 西山紘平)

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