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ハーフナー不在の甲府は公式戦5戦ぶりの零封負け

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[6.19 J1第16節 甲府0-2C大阪 中銀スタ]

 ヴァンフォーレ甲府はC大阪に0-2で敗れ、前節の鹿島戦(1-0)に続く連勝を飾ることはできなかった。FWハーフナー・マイクを出場停止で欠いた一戦で公式戦5戦ぶりの零封負けとなった。

 試合後のテレビインタビューで三浦俊也監督は「攻撃が満足のいく内容じゃなかった。2トップに収まらなかった」と憮然とした表情で話した。指揮官の言葉通り、公式戦4戦連続でゴールを決めているエースFWの不在が痛すぎた。

 ハーフナーの代わりに7試合ぶりに先発したFW松橋優とFW阿部吉朗の2トップが奮闘をみせたが決定機をつくることができなかった。前半のシュート数はわずか2本に終わり、試合が終わってみれば相手から21本のシュートを浴びたのに対し、計7本のシュートを打つにとどまった。

 前半43分にはMF永里源気が左サイドからドリブル突破。自らPA内へ持ち込み、シュートを狙ったが枠を外れた。後半に入っても、連動して相手を崩すことはできない。後半終了間際にはDF山本英臣がゴールまで約25mの距離からシュートを狙っていったが、DFに阻まれた。結局、後半40分と後半ロスタイム4分の失点で0-2の敗戦。川崎Fと2-2で引き分け、鹿島に1-0の勝利と波に乗ってきていたが、連勝は飾れなかった。

 三浦監督は「予想以上にボールを支配されて後手に回った印象」と敗戦に肩を落とした。次節は開幕戦から無敗の仙台が相手となるが、ハーフナーは出場停止が明けて戻ってくる。中3日での過密日程となるが、仙台にひと泡吹かせたいところだ。

(文 片岡涼)

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