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前半シュート0本の甲府、2戦連続の零封負けで今季初の連敗

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[6.22 J1第17節 仙台4-0甲府 ユアスタ]

 ヴァンフォーレ甲府は仙台に0-4の大敗を喫した。5月21日の横浜FM戦(0-4)に並ぶ今季最多の4失点。前節のC大阪戦(0-2)では出場停止だったFWハーフナー・マイクが2戦ぶりの先発を果たしたが、2戦連続の零封負け。今季初の連敗となった。

 5連戦の4戦目となったため、前節から先発を6人変更。ハーフナーが出場停止明けで戻ってきたのに加え、2トップを組んだFW金信泳は今季初先発。2列目は左右ともに前節から変更し、右にMF柏好文、左に開幕戦以来の先発起用となるMFパウリーニョが入った。また、ダブルボランチはMF保坂一成が5戦ぶりの先発。左SBではDF冨田大介が8戦ぶりの先発出場を果たした。

 とにかくゴールが遠かった。前半のシュート数は0本。前線でボールが収まらず、チャンスをつくることすらできないままに時間は過ぎた。前半途中に金とパウリーニョのポジションをチェンジ。ハーフナーとパウリーニョの2トップになったが、シュートまで持ち込めなかった。逆にアンラッキーな形で先制点を奪われると、前半だけで0-2と差をつけられて前半を折り返した。

 結局、後半は立ち上がりからメンバーを交代。柏に代わってMF片桐淳至、金に代わってFW阿部吉朗がピッチへ送られた。ようやくファーストシュートが生まれたのは後半7分だった。片桐のパスに抜け出したハーフナーがPA内左からシュート。しかし、これは枠を外れた。決定的なチャンスをつくれずに同24分、同30分と失点。0-4での大敗となった。

 試合後のテレビインタビューで三浦俊也監督は「このまま引っ張って使っても、違うところでダメージが来るかなと思って変えました」と先発を6人入れ替えた理由に言及した。今季初の連敗で迎える次節はともにJ1昇格を果たし、現在は首位に立つ柏との一戦となる。それでも指揮官は「相手が上位というのは今シーズンは関係ない。やってみないと分からない」と力説。2戦連続零封負けと攻撃面に不安を抱えるが、3連敗だけは免れたいところだ。

(文 片岡涼)

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