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新潟は終了間際に追いつかれ、9戦勝ちなし

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[6.25 J1第18節 新潟1-1C大阪 東北電ス]

 アルビレックス新潟はFWブルーノ・ロペスの今季4点目のゴールで先制したが、後半終了間際のロスタイムに追いつかれ、1-1で引き分けた。これで9戦勝ちなし(4分5敗)となってしまった。

 試合当日に帰国した影響でU-22代表コンビのDF酒井高徳とDF鈴木大輔が欠場の上、MFチョ・ヨンチョル、GK東口順昭が負傷離脱中と苦しいチーム状況。それでも今節ではFWミシェウが4戦ぶりの先発出場を果たし、ブルーノと2トップを組んだ。

 9戦ぶりの勝ちをめざしたが、PA内までボールを持ち込むことができない。前半11分、カウンターから果敢に攻め込むとミシェウのスルーパスにブルーノが右サイドへ抜け出し、シュートを放ったがポストを叩いた。その後はチャンスもつくれずに、前半はわずか3本のシュートを放つにとどまった。
 
 守備に追われる時間が続いていたが後半31分、ワンチャンスをものにした。ブルーノが左サイドからPA内へドリブル突破。最後はDF高橋大輔の股間を抜く技ありのグラウンダーのシュートを決めた。ブルーノの5月3日の神戸戦(1-0)以来、実に9試合ぶりの今季4点目となるゴールで先制に成功した。しかし、U-22代表コンビと守護神・東口を欠く最終ラインは踏ん張りきることができなかった。後半ロスタイム3分、左サイドを崩されると最後は途中出場のDF酒本憲幸にゴールを許した。そのまま試合は終了し、勝ち点1を分け合った。

 過密日程の5連戦がようやく終わったが、この連戦では4敗1分と苦汁をなめた。ようやく1週間が空いての次節は17位の山形との対戦となる。下位チーム相手に次こそ勝ち点3を手にしたい。
 
(文 片岡涼)

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