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河野の2G1Aなどで東京Vが4発快勝!!高木のラストマッチを白星で飾る

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[6.25 J1第18節 東京V4-0岡山 味スタ]

 東京ヴェルディファジアーノ岡山に4-0で快勝した。前節で今季初得点を決めたFW河野広貴が2得点の活躍。ユトレヒト(オランダ)移籍の決まったMF高木善朗のラストマッチを白星で飾った。

 内転筋を痛めている影響もあり、高木善はベンチスタートで東京Vでの最終戦を迎えた。前節で富山を5-1で下した勢いは継続中だ。まずは前半6分、MF菊岡拓朗の左CKがFWチアゴの足に当たり、コースが変わるとゴールネットへ吸い込まれた。菊岡の今季初得点で先制に成功した。さらに3分後には河野が追加点。MF小林祐希が右サイドへ展開するとオーバーラップしたDF森勇介が右クロス。これをニアサイドの河野が左足ダイレクトで決めて2-0に突き放した。

 前半34分には左サイドから崩しにかかると、こぼれが相手DFに当たり、PA内ゴール正面の河野の元へ流れた。左足シュートはポストを叩くが跳ね返りを今度は右足で決めて、3点のリードに成功した。

 後半に入っても足は止まらずに果敢に攻め込んだ。後半15分にはFW阿部拓馬が左サイドから果敢にドリブル突破。ゴールライン際から中央へと折り返した。これを受けた河野が右クロス。MFマラニョンが頭で合わせて、甲府から移籍後初のゴールを決めた。

 3-0のリードに成功した東京Vは後半16分、マラニョンに代わって、これがラストマッチとなる高木善をピッチへ送る。前節での今季初ゴールとはならなかったものの、随所で果敢に仕掛けるなど高木善らしいプレーをみせた。そのまま試合は終了し、東京Vが快勝した。

 試合後のテレビインタビューで2得点1アシストの活躍をみせた河野は「1試合で2得点決めたり、2戦連続でゴールを決めたことは今までないと思う」と話し、高木善の最終試合を白星で終えたことについては「本当に勝ってよかった」と笑顔をみせた。また川勝良一監督は「(高木善が)1点取れれば一番良かった。でも一緒にやっていた選手が成長していくのはいいんじゃないかと思う」と初の欧州挑戦へ旅立つ18歳MFを送り出した。

(文 片岡涼)

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