beacon

清水がアレックス弾を死守、今季無敗の仙台に土つける

このエントリーをはてなブックマークに追加
[6.26 J1第18節 清水1-0仙台 アウスタ]

 清水エスパルスがMFアレックスのゴールで仙台に1-0で勝利した。DFボスナーを出場停止で欠いた一戦で、守備陣が奮闘。5戦ぶりの完封に成功し、今季12戦無敗の仙台に土をつけた。

 決勝点となるゴールが生まれたのは後半36分、DF太田宏介の左クロスはゴール正面のFW永井雄一郎の上を越え、アレックスの元へ流れた。アレックスが左足でグラウンダーのシュートを決め、値千金のゴールを奪った。試合後のテレビインタビューで今季5点目を決めたアレックスは「ハードワークができたし勝つことができて良かった。チームを助けるために自分はここにきた。自分のゴールが勝利につながり、本当に幸せ」と勝利を喜んだ。

 1点を奪ったあとは仙台の猛攻にあった。立て続けにロングボールを入れられて、FW中原貴之やFW赤嶺真吾にシュートまで持ち込まれたがGK碓井健平が果敢にストップ。後半33分から途中出場した永井は攻撃に参加せず、中原への対応で最終ラインに残り続けた。後半39分には左サイドから赤嶺が仕掛けてきたが、碓井が抜群の飛び出しで、ピンチをストップ。その後も気迫のディフェンスで守りきり、逃げ切りに成功した。完封勝利を達成した碓井は「勝って良かった。厳しい試合だったが味方を信じてやっていた。本当に嬉しい」と満面の笑顔で語った。

 12戦負けなしの仙台に黒星をつけたが、試合後のテレビインタビューでアフシン・ゴトビ監督は「仙台の人々、選手たちは勝っても負けても、どういった順位で終わろうがチャンピオン。本当に素晴らしいと思う。最初から最後まで仙台は勇気を持って戦うチームだった。彼らを誇りに思うべき」と仙台へリスペクトの思いを語っていた。

(文 片岡涼)

TOP