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甲府は今季勝ちのない福岡に白星献上で4連敗

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[7.2 J1第2節 福岡1-0甲府 レベスタ]

 ヴァンフォーレ甲府はともに今季J1に昇格してきた福岡に0-1で敗れた。開幕戦から13試合勝ちのない相手に白星を献上し、4連敗を喫した。

 ロンドン五輪アジア2次予選を戦ったU-22日本代表からDF吉田豊が戻り、5試合ぶりの先発に復帰。ここ3試合で1得点しか挙げられず、得点力不足に悩む甲府は、これまでの4-4-2システムではなく、4-2-3-1システムを採用した。1トップをFWハーフナー・マイクが務め、トップ下には10戦ぶりの先発出場となったMF養父雄仁が入った。

 しかし試合が始まると前線にボールが収まらず、なかなかチャンスをつくれない。1トップを務めたハーフナーがほとんどボールに触れないまま時間は過ぎていった。そして早くも前半16分に失点。1点を追う展開となる。前半39分、ようやくハーフナーを起点に攻撃をみせ、左サイドの高い位置でハーフナーがボールキープ。折り返しを受けた養父がシュートを放つが枠を外れた。0-1で前半を折り返した。

 後半からはMF石原克哉に代わってMF片桐淳至が出場。果敢に前線へ走りこみ、チャンスをつくろうと奮闘をみせた。後半10分、DF市川大祐の右クロスにFW阿部吉朗が頭で合わせたがポスト右へ。同28分には吉田が左サイドのゴールライン際から仕掛け、後ろの片桐にボールを戻す。片桐の左クロスにハーフナーが左足ダイレクトで合わせたが、ポスト右に外れていった。

 結局、最後までゴールは遠く、今季5度目の零封負け。試合後のテレビインタビューで三浦俊也監督は「自分たちの良かったときに戻るまで、我慢しなければいけない」と、泥沼の4連敗に肩を落とした。4試合で奪った得点はわずかに1。得点力不足解消への道は険しそうだ。

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