beacon

シュート4本の新潟は4連敗中の甲府に敗戦

このエントリーをはてなブックマークに追加
[7.6 J1第4節 新潟1-2甲府 東北電ス]

 アルビレックス新潟は、4連敗中と不調の甲府にホームで1-2で敗れた。前節の山形戦(2-0)で10戦ぶりの白星を手にしていたが、その勢いは続かず。先制されて、一時は追いついたもののミスから失点。黒星を喫してしまった。

 試合を通じて放ったシュートは、わずか4本。試合後のテレビインタビューで黒崎久志監督は「4本しか打てなかったというのは、うちとしては今シーズン良くなかった試合のひとつということになる」と険しい表情で話した。

 1点を追う後半7分、バックパスの対応にDF山本英臣がもたついたところを、FWブルーノ・ロペスは見逃さなかった。背を向けて、GKに返そうとした山本の背後から走りこみ、ボールを奪うと右サイドからドリブル突破、山本とGK荻晃太を前にしながら、右足でグラウンダーのシュートを決めた。ブルーノの今季5点目で1-1に追いついた。

 しかし後半7分、DF鈴木大輔からのパスを最終ラインに入って受けようとしたMF田中亜土夢が後ろから走りこんできたMF片桐淳至にプレッシャーをかけられて転倒。こぼれたボールをMF石原克哉に奪われて、ゴールまでつながれてしまった。

 1-2となり、再び追いつこうと新潟は最後の交代カードを切った。後半38分、MF菊地直哉と田中に代えて、FW大島秀夫とFW川又堅碁を投入した。MF本間勲をワンボランチにして、前線にブルーノ、川又、大島を並べる。しかし、なかなかシュートまで持ち込むことはできない。終了間際には後半から出場したMF木暮郁哉の右CKをファーサイドのDF石川直樹が頭で流し、ゴール左のFWミシェウがヘディングシュートを放ったが、枠を外れた。結局、追いつくことはできずに1-2で試合は終了。ホームでの勝利はお預けとなってしまった。

 黒崎監督は「全体的に運動量が少なかったというのが一番の原因。後ろで上手くボールを動かして、相手を走らせることができれば良かったが……」と悔しそうに試合を振り返りながらも、「すぐに試合が来るので、しっかりと準備をしてみんなでまとまって次の試合に臨みたい」と前を向いた。

TOP