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宇佐美のラストマッチでG大阪が勝利!!2戦連続3得点と攻撃陣が勢いみせる

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[7.13 J1第4節 G大阪3-2神戸 万博]

 ガンバ大阪が3-2で神戸を下し、バイエルン移籍の決まったMF宇佐美貴史のラストマッチを白星で飾った。前節の大宮戦(3-2)に続く3発快勝。連勝を飾り、6戦負けなし(5勝1分)となった。

 日本代表MF遠藤保仁が足首を痛めた影響で7戦ぶりのベンチスタート。代わってMF横谷繁が今季初の先発を果たした。

 前半終了間際のロスタイム1分、宇佐美のパスを右サイドで受けたFWイ・グノがPA内右から右足シュート。GKに弾かれるが、こぼれをMF二川孝広が左足で押し込んで先制に成功した。前半を1-0で折り返す。

 そして迎えた後半、この試合がラストマッチとなった宇佐美が躍動した。後半16分、FW平井将生に代わってMFキム・スンヨンが入ると、宇佐美がポジションを上げ、イ・グノと2トップを組む。この采配が当たった。直後の同18分、二川のパスに左サイドを抜け出したイ・グノがPA内へ仕掛ける。自らシュートも打てる位置だったが、逆サイドから走りこんできた宇佐美へパス。これをフリーの宇佐美が右足ダイレクトで決め、2-0に突き放した。5分後に失点を喫し、1点差に詰め寄られるが、宇佐美の勢いは止まらない。

 後半34分、右サイドからドリブルで駆け上がると、中央へ走りこんだイ・グノへクロス。スピードあるボールだったが、イ・グノが冷静にシュートを決めた。アシストを受けていた宇佐美の「恩返し」と話すラストパスからゴールが生まれ、再び2点差にリードを広げた。直後のワンプレーで失点したものの、G大阪は横谷と二川に代えて遠藤とMF佐々木勇人をピッチへ送り、そのまま3-2で逃げ切った。

 試合後のテレビインタビューで西野朗監督は「相手のゴール方向へ向いたプレーでは迫力が出る。そういう部分は出せたと思う」と試合を振り返り、「徐々に戦力が落ちてきているので若いバックアッパーに期待したい」と先を見据えた。FWアドリアーノが抜け、この試合を最後に宇佐美が抜ける。戦力ダウンは否めないが、6戦負けなしの勢いを止めることなく、総力戦で夏の連戦を戦っていく。

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