beacon

攻撃のキーマン欠く神戸、終盤の追い上げ実らずに9戦勝ちなし

このエントリーをはてなブックマークに追加
[7.13 J1第4節 G大阪3-2神戸 万博]

 ヴィッセル神戸はG大阪に2-3で敗れた。FW大久保嘉人、FW小川慶治朗という攻撃のキーマンを欠きながら、終盤に追い上げもみせたが、力尽きた。これで9戦勝ちなし(3分6敗)と結果を残すことができていない。

 試合後のテレビインタビューで和田昌裕監督が「前半を0-0のまま折り返せれば……」と悔やんだように、前半終了間際の失点が痛かった。なんとかG大阪の攻撃をしのいでいたが、前半終了間際のロスタイム1分に先制点を奪われた。このゴールでG大阪に流れは傾いた。

 迎えた後半18分にまたも失点。MF宇佐美貴史に2点差に突き放すゴールを奪われた。それでも同23分、相手のスローインをかっさらったMF朴康造が前線へパス。これを受けたFWポポがPA内左から右足のグラウンダーでシュートを決めた。ポポの今季2点目で1点差に詰め寄った。

 なんとか1-2に持ち込んだが後半34分、左サイドを宇佐美に崩され、最後はFWイ・グノに決められた。直後のワンプレーでロングボールを受けたポポの落としから、最後は朴が左足を一閃。1点を返したが、その後は続かず。2-3で敗れた。

 敗戦を受けて指揮官は「(大久保や小川など)ケガ人は仕方ない。自信を失っている部分があるので、フレッシュな選手を入れたりして考えていきたい」と次戦を見据えた。主力攻撃陣を欠いて、中2日でC大阪、その後は横浜FMと、上位陣との対戦が続く。この正念場を総力戦で戦いきるしかない。

TOP