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痛恨の一発退場で流れが一変、新潟は悔やまれる逆転負け

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[7.16 J1第5節 清水2-1新潟 アウスタ]

 痛恨のワンプレーが勝敗を分けた。アルビレックス新潟は前半5分に幸先良く先制点を奪い、前半は完全にゲームを支配。ところが、後半10分、DF鈴木大輔がDFラインでまさかのパスミス。これをFW高原直泰にカットされ、PA内に進入を許すと、思わず足を引っかけてしまった。PKを献上し、鈴木は一発退場に。同点に追い付かれたうえに数的不利の状況に立たされた。

 10人でも粘り強く我慢していた新潟はカウンターからFWブルーノ・ロペスが虎視眈々と勝ち越しゴールを狙った。後半31分にはMFチョ・ヨンチョル、同45分にはFWミシェウを投入し、攻撃的なカードを切って最後まで勝利を目指したが、その直後にCKから高原に決勝点を決められた。

 黒崎久志監督は試合後のインタビューで「立ち上がりから自分たちのサッカーをできて、前半はいい戦い方ができていた。ああいうやられ方をして、不利になって、しんどいゲームになった。相手を勢い付かせるゲームになってしまった」と唇をかんだ。

 前半5分、MF田中亜土夢の右CKをファーサイドのDF菊地直哉が頭で折り返し、DF石川直樹がヘディングで押し込んだ。今季札幌から加入した石川の移籍後初ゴールで先制すると、前半25分にはFW川又堅碁のシュートがポストを叩くなど追加点のチャンスもあった。

 中2日の清水に対し、新潟は中5日。日程面の有利さを生かし、運動量で上回り、前半のシュート数は7対2と一方的な展開だった。前半で2点目を決め切れなかったこと、後半立ち上がりの一瞬の集中力の欠如。悔やまれる敗戦で、前節・鹿島戦(2-1)に続く今季初の連勝を逃した。

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