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G大阪は今季最多の4失点で甲府に逆転負け、宇佐美移籍後初のゲームで7戦ぶり黒星喫す

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[7.16 J1第5節 甲府4-3G大阪 中銀スタ]

 ガンバ大阪は2度のリードも実らず、甲府に3-4で敗れた。ここ6戦負けなし(5勝1分)と好調を維持していたが、バイエルンへ移籍したFW宇佐美貴史が抜けて最初の試合で7戦ぶりの黒星を喫した。

 試合後のテレビインタビューで甲府の三浦俊也監督が「明らかにうちの方がコンディションで上回っていた」と試合を振り返ったように、甲府が中6日で今節を迎えたのに対し、G大阪は中2日。その影響がゲームに大きく表れてしまった。

 前半15分、MF二川孝広のパスに抜け出したFWイ・グノがGKをかわすと無人のゴールに右足で冷静に流し込み、先制に成功した。さらに同19分、FW宇佐美貴史の移籍を受けて先発に抜擢されたMF佐々木勇人がチャンスを演出。DF山口智のサイドチェンジから佐々木が右サイドをドリブル突破。クロスを上げると、ニアサイドのFW平井将生が頭で合わせ、2-0と突き放した。しかし、その後に2失点。2-2の同点に追いつかれて前半を折り返した。

 後半も立ち上がりから果敢に攻め込む。すると後半21分、MF遠藤保仁の左CKにファーサイドのDF中澤聡太が頭で合わせて、再びリードを奪った。しかし直後の同23分、PA内へ仕掛けてきたMF石原克哉をMF武井択也が倒してしまい、痛恨のPK献上。これをFWパウリーニョに決められ、またも試合を振り出しに戻された。みたび突き放そうとするG大阪だが、思うように運動量が上がらず、チャンスをつくれない。同25分にはFWハーフナー・マイクに3-4となるゴールを決められた。

 なんとかゴールを奪おうと、後半28分にはDF下平匠と平井に代えて、MFキム・スンヨンとFW川西翔太を投入。4バックから3バックへ布陣を変更してゴールを目指す。同35分には最後の交代カードを切り、武井に代えてMF横谷繁をピッチへ送った。しかし流れを変えることはできず。3-4で敗戦を喫した。

 試合後、クラブによると西野朗監督は「選手はこのスケジュールの中でタフに戦っているが、すべてはベンチワークの悪さ。武井に後半は積極的に行けと指示を出したが、勝ち越しの得点を得たあと、積極的さを止めた指示を出したのが結果となった」と選手をかばった。

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