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チョ先発復帰の新潟、巻き返しへ大きな1勝

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[7・23 J1第6節 新潟1-0川崎F 東北電ス]

 15位・アルビレックス新潟がFWブルーノ・ロペスの決勝ゴールにより、1-0で川崎フロンターレを下した。

 新潟は右太腿裏痛から復帰した韓国代表MFチョ・ヨンチョルが8試合ぶりに先発。その攻撃のキーマンが前半15分、いきなりブルーノ・ロペスに決定的なスルーパスを通し、19分にはMFミシェウからのスルーパスに反応したブルーノ・ロペスが決定的な左足シュートを放った。加えて前線からのプレッシャーで川崎Fのミスを誘発して決定的なシュートへ持ち込むなど優勢に試合を進めた新潟は後半12分、3試合ぶりに先発した10番の素晴らしいワンタッチパスで先制する。

 速攻から右サイドでボールを持ったMF田中亜土夢が、ポッカリと空いたバイタルエリアに侵入したミシェウにグラウンダーのパスを入れる。フリーのミシェウだったが、ダイレクトでのスルーパスを選択。DF間を射抜いた好パスに反応したブルーノ・ロペスが右足でゴール左隅へ流し込んだ。

 この後、リーグ2位の33得点をたたき出している川崎Fは前線を入れ替えながら猛攻を仕掛けてくるが新潟は引くことなく、前線からプレッシャーをかけ続ける。試合後のインタビューで黒崎久志監督も「引くことなく前からプレッシャーをかけられたのは良かった。これを継続していきたい」と満足げに話していた好守で守った新潟は、足を攣らせながらも戦い抜いたCB菊地直哉やGK小澤英明の奮闘もあり1-0で勝利。ブルーノ・ロペスは「いい試合をしていても勝ち切れない試合があった。サポーターとともに勝ち切れてうれしい」。

 今節敗れれば降格圏内16位に後退する可能性もあったが、貴重な勝利でチームは13位へ浮上。エースのチョ・ヨンチョルがドリブルシュートを放つなど後半ロスタイムに交代するまで元気な姿を見せ、先発左膝内側側副靭帯損傷で離脱していた日本代表GK東口順昭も7試合ぶりにベンチ入りを果たした。好ゲームが結果につながっていなかったが、主力復帰とともにこれから巻き返していく。

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