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U-18代表MFがJ初先発も、川崎Fは“鬼門”でまたも勝利逃す

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[7・23 J1第6節 新潟1-0川崎F 東北電ス]

 右ひざ痛のため離脱中のMF稲本潤一に加え、MF柴崎晃誠とFW矢島卓郎が前節・柏戦で負傷。さらにエースMF中村憲剛も急性へんとう炎で離脱し、キャプテンのCB井川祐輔も出場停止と主力半数を欠いた川崎フロンターレは積極性を欠いた内容で0-1で敗れた。

 この日は静岡学園高出身のU-18日本代表MF大島僚太がプロ初先発。今季8得点の2年目FW小林悠が7試合ぶりに先発するなど、大きく入れ替ったメンバーで戦った川崎Fは前半、奪ってもミスでボールを失ってしまう場面が目立つ。大島がダイレクトでのパスでリズムをつくろうとしていたが、全体的にパスがつながらない。28分にMF田坂祐介のループパスに反応した小林がPAで合わせた決定的なシュートもGKの好守にあい、先制することができなかった。

 後半、ディフェンスラインが下がってできたスペースを突かれて先制された川崎Fだが、それでもCB菊地光将が対人の強さを発揮し、GK相澤貴志の好守など2点目は許さない。ただ、MF山瀬功治の仕掛けやFWジュニーニョの個人技から再三セットプレーを得ながらもそれを得点に結びつけることができなかった。

 過去1分11敗と勝利のなかった“鬼門”、東北電力ビッグスワンスタジアムで0-1で敗戦。チームは依然4位につけているものの、首位との勝ち点差は7へ広がった。優勝争いから一歩後退。相馬直樹監督は試合後のインタビューで「アグレッシブさが足りなかった。動き、プレー選択もアグレッシブに動くことが足りなかった。メンタリティーのところを立て直して、アグレッシブに戦える状態にして次の試合に臨みたい」と精神面の立て直しを第一に掲げていた。
 

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