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[Y☆voice127]東京VユースMF中島翔哉「ゴールするためのドリブル、シュートを見て欲しい」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第127回目は東京ヴェルディユースのU-17W杯日本代表MF中島翔哉選手です。
 U-17W杯準々決勝のブラジル戦で交代出場ながら追撃ゴールを決めたテクニシャン。世界舞台で得た経験をどのように活かしていくのか?(取材日7月16日)

―三菱養和戦(16日)は4-0で勝利。2ゴールに絡んだ
「得点に絡んだプレーは納得している。でもそれだけだった。自分はもっとできると思う。W杯に出て周りの目も集まってきている。もっとやれないといけない」

―そのW杯ではブラジル戦でゴール
「(リードされた状況で)流れを変えられるのは自分だけだった。試合に出て貢献できていなかった。チームのために自分のよさを出せればいいと思っていた」

―出場機会に恵まれない中でのブラジル戦だった
「(出番は少なかったが、その中で)チームのために、と思って変わることができた。最初は自分のよさをより出すことを考えていた。でも重要なことはチームと融合すること。実は出られない理由を監督に聞きに行ったりしました。でも自分が何が足りないのか教えてもらって。最後自分のやらなければならないことを出せたのはよかったし、チームのためにプレーするということの大事さを知ることができたことは、これからの成長にもつながると思う」

―では満足のいく大会だった
「育成世代なのでもっとやらなければいけない。満足は全くしていないです」

―自分の技術を世界と比べることもできたと思うが
「今まではドリブルとかスルーパスだけだった。一番大事なのはゴール前で長所を出していくこと。それをW杯で知ることができた。前向かないと仕事ができない。世界は相手もでかいし前を向いてプレーすることが必要。より高い位置でそれができれば見ている人たちにとっても楽しい。だから高い位置で相手を切り裂くことをやりたい」

―クラブユース選手権では自分のどの部分を見てもらいたい?
「自分がゴールに絡むプレー。ゴールするためのドリブル、シュートを見てほしい。1対1は絶対に負けない。(他の選手との)違いを見せたいです」

―U-17代表の吉武監督は将来W杯、五輪でブラジルにリベンジをと話していたが
「ブラジルとの試合は1点差だったけれど差は大きい。やらなければいけないことはたくさんある。これから先、あのメンバーでまた試合をする可能性は少ない。でもあのメンバーでワールドカップを戦えたら。自分も常に世界を意識して時間を無駄にしないようにやりたい」

(取材・文 吉田太郎)

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連載:「Youth star voice」

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