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清水は広島に完敗、2戦連続の4失点で今季初の連敗喫す

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[7.30 J1第19節 広島4-0清水 広島ビ]

 清水エスパルスは広島に0-4の完敗を喫した。リーグ戦では前節のC大阪戦に続いて、2戦連続で0-4の敗戦。2戦8失点と守備陣が耐え切れずに今季初の連敗となってしまった。

 27日に行われたナビスコ杯の甲府戦(2-0)で清水加入後初のゴールを決めたFW高木俊幸が3戦ぶりに先発出場を果たし、FW大前元紀、FW高原直泰と3トップを組んだ。

 リーグ戦で2戦ぶりの勝利を目指した清水だったが、1点を奪うことができなかった。開始4分に早くも失点を喫して出鼻をくじかれると、その後もチャンスをつくることはできない。前半34分にMF山本真希のクロスのこぼれからMF小野伸二がミドルシュートを放つまで、シュートを放つことはできなかった。小野のシュートもDFにクリアされた。

 すると、同39分には2失点目を喫してしまう。左サイドから押し込まれてクロスを許すと、ニアサイドにFW佐藤寿人に飛び込まれ、こぼれがファーサイドにいたDFボスナーの胸に当たった。痛恨のオウンゴールで0-2に突き放された。

 後半19分には高原の右クロスからMFアレックスがシュートを狙ったがクロスバー上方へ外れた。その後は高原に代わって入ったFW永井雄一郎が積極的にシュートを放つが、GK西川周作に阻まれる。すると後半41分、FW李忠成のポストプレーからMFムジリに走りこまれて、3点差に広げられてしまった。このムジリのプレーがオフサイドだったとして、DF岩下敬輔が審判へ抗議。これで2枚目の警告を受けて退場した。10人になった清水はMF村松大輔が最終ラインへ入った。

 なんとか1点を返したいところだったが、終了間際のロスタイムには4度目の失点。攻めにかかった裏を狙われ、カウンターからダメ押しゴールを奪われた。そのまま試合は終了し、0-4の敗戦を喫した。

 試合後のテレビインタビューでアフシン・ゴトビ監督は「後半最後の40分間はいいチャンスをつくれたが、そこで決めきることができなかった」と攻撃面での課題を挙げ、「人数をかけて攻めていけば、裏を取られてしまう。広島は本当にカウンターサッカーが上手いチームだった」と相手を称えた。

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