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A代表初選出のC大阪・清武、弾みの1G1A!

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[8・6 J1第20節 川崎F1-2C大阪 等々力]

 10日の韓国代表戦へ向けた日本代表に初選出されたセレッソ大阪MF清武弘嗣が、弾みをつける1ゴール1アシストの活躍を見せた。まずは前半11分、MF中後雅喜の左CKにニアサイドへ飛び込んだ清武が頭で合わせて先制ゴールを突き刺す。7月10日の広島戦以来となる今季5ゴール目。これで勢いづいた清武は、前半36分にもビッグプレーで観衆を酔わせた。カウンターから中盤中央でボールをキープすると、相手DF間を射抜く約20mのグラウンダーのスルーパス。これを受けたMF倉田秋がコントロールからシュートをゴールへとねじ込んだ。

 チームは川崎Fの猛反撃の前に再三ゴール前まで詰め寄られたが、韓国代表GKキム・ジンヒョンのビッグセーブと相手のシュートがクロスバーを叩く幸運もあり、2-1で辛勝。試合後のインタビューで「後半は何もしていないし、悔いの残る試合になった。(チームとしては)前半は自分たちのサッカーをして、後半は動きが悪くなってしまったけど、勝てた」とほっとした表情を見せた清武は、代表合流へ向けて「(1ゴール1アシストで)いい形で合流できると思う。自分の持ち味を出して初選出らしく精一杯頑張る」と誓っていた。

 C大阪だけでなく、ロンドン五輪アジア予選を戦うU-22日本代表でも攻撃の核として活躍。6月19日のアジア2次予選・U-22クウェート代表戦第1戦では、前半18分に先制ゴールを叩き込んだほか、右CKで濱田水輝のゴールをアシストするなどチームを力強く牽引した。ロンドン五輪アジア最終予選を控えたU-22日本代表からあえて招集に踏み切ったA代表のアルベルト・ザッケローニ監督も「クラブチームでの活躍、五輪チームでの活躍を踏まえて招集に至った。W杯アジア3次予選前の大事なテストマッチに招集しているということは、3次予選でもやってくれるだけのポテンシャルを持っているということ」と期待する存在。この日、ゴールとアシストでチームに勝利をもたらした21歳が、次はA代表合宿、そして日韓戦でザック・ジャパン定着へ猛アピールする。

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