[8.6 J1第20節 新潟4-0清水 東北電ス]

　アルビレックス新潟は今季最多の4得点を決め、清水に4-0の快勝を収めた。FWミシェウが2得点、新加入のMFアンデルソンがアシストを決める活躍をみせ、今季初の3連勝を飾った。

　主導権を握ったのは新潟だった。開始直後からミシェウやMFチョ・ヨンチョルが前線でチャンスを演出。すると前半40分、FWブルーノ・ロペスの右クロスをファーサイドで受けたDF酒井高徳がボールキープ。相手DF3枚を引き付けると、ゴール正面のミシェウへ横パス。ワントラップからの左足シュートが決まり、新潟が先制した。

　後半に入っても勢いは止まらない。後半22分にはDF千葉和彦のオーバーラップからPA前中央でパスを受けたミシェウが左サイドのヨンチョルへパス。PA内へ進入すると冷静に右足でループシュートを決めて、2点差にリードを広げた。さらに10分後、ブルーノが左サイドからドリブル突破。ボールキープし、走りこんできたミシェウへ折り返す。これを右足ダイレクトで決めた。ミシェウの2点目が3-0
のダメ押し弾となった。

　さらに終了間際の後半ロスタイム4分、新戦力MFアンデルソンの右CKに千葉が頭で合わせて、4点目を決めた。プロ7年目の千葉のリーグ戦初ゴールが決まり、新潟が4-0で大勝した。

　試合後のテレビインタビューでヨンチョルは「やっぱりホームで勝てるのはいいですね」と満面の笑顔。韓国代表として戦う10日の日韓戦へ向けては「特別な試合なので、出れるチャンスがあればしっかりと活躍したい」と力を込めた。