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初先発のラフィーニャが3戦連発、G大阪が今季19戦目の初完封で3連勝

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[8.7 J1第20節 G大阪2-0福岡 万博]

 ガンバ大阪は移籍後初先発を果たしたFWラフィーニャの3戦連発弾などで福岡を2-0で下し、今季3度目の3連勝を飾った。今季リーグ戦19試合目で初の無失点に抑える完封勝利。消化試合が1試合少ないながら、首位に勝ち点2差まで迫った。

 助っ人FWの加入とともにG大阪が勢い付いてきた。前半25分、中盤で相手のパスミスをカットしたMF明神智和がそのままドリブルで駆け上がると、左サイドに開いたFWイ・グノに展開。イ・グノの折り返しを明神がスルーし、逆サイドから詰めたラフィーニャが左足で難なくゴール左へ流し込んだ。

「うまくパスがつながって、明神のおかげでゴールを決めることができた」。試合後のインタビューでチームメイトに感謝したラフィーニャは7月に草津から期限付き移籍で加入。7月27日の鹿島戦(4-1)に途中出場し、移籍後初出場を果たすと、1ゴールを含む3得点に絡む衝撃的な“デビュー”を飾った。同30日の磐田戦(2-1)も途中出場で決勝点。この日、移籍後初先発に抜擢されると、3戦連発弾でその期待に応えてみせた。

 後半は福岡の反撃に遭ったが、相手のミスにも救われ、ゴールを許さない。すると後半30分、イ・グノが力強いドリブルで右サイドを突破。グラウンダーのクロスを入れると、これがDF山形辰徳のオウンゴールを誘い、2-0と試合を決定付けた。

 前節終了時点で44得点とリーグトップの攻撃力を誇る一方、35失点は福岡、甲府に次ぐリーグワースト3位の数字だった。今季リーグ戦19試合目で待望の初完封。西野朗監督は「今日はそこ(無失点)にクローズアップして話したい」と冗談めかして言った。「内容はあまりらしくない試合展開で、テンポが上がらなかった」。試合内容にはそう不満を口にしながらも「いい内容じゃない方がバランスを取れて完封できたのかな」と、完封という結果を素直に喜んでいた。

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