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18歳の高校3年生がデビュー戦で劇弾演出、横浜FCがホーム2勝目

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[8.7 J2第3節 横浜FC1-0水戸 ニッパ球]

 Jデビューを飾った18歳のドリブル突破が劇的な勝ち点3をもたらした。横浜FCは0-0の後半ロスタイム、途中出場のMF小野瀬康介が右サイドから切れ込むと、こぼれ球をMF野崎陽介が右足で流し込む決勝点。土壇場で4試合ぶりの勝ち点3を手にし、今季ホーム2勝目を飾った。

 6月4日の東京V戦(2-1)以来、約2ヵ月ぶりとなるホームでの勝利。野崎は試合後のインタビューで「ずっと勝てなくてすみませんでした。やっと勝てたけど、これで満足することなく、チームが一丸となって頑張りたい」と、シーズン後半戦の巻き返しを誓っていた。

 勝負を決めたのは後半36分に投入された高校3年生だった。横浜FCユースに所属する小野瀬は5日、トップチームの公式戦に出場可能となる2種登録選手に登録されたばかり。この日さっそく公式戦デビューを果たすと、いきなり大仕事をやってのけた。

 試合終了直前の後半ロスタイム7分。右サイドでボールを持った小野瀬は迷うことなくドリブルを仕掛けた。DFを2人かわして中に切れ込むと、カバーに入ったDFのブロックに阻まれ、ボールが後方にこぼれる。これを野崎が右足ダイレクトで振り抜き、ゴール右隅に流し込んだ。

 劇的勝利を飾った横浜FCは今季5勝目。順位も18位から17位へ一つ上げた。一方の水戸は前節・愛媛戦(3-1)に続いてFW鈴木隆行とFW吉原宏太が2トップを組んだが、前半28分の鈴木のシュートがポストを直撃するなど1点を奪えず、連勝はならなかった。

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