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トップ下で先発の長谷部、今季初ゴールにも「それだけだった」

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 ブンデスリーガは19日、第3節1日目を行い、ボルフスブルクはアウェーでボルシアMGと対戦。前半12分、トップ下で先発出場したMF長谷部誠のゴールで先制したが、1-4の逆転負けで2連敗となった。
以下、試合後のコメント

●MF長谷部誠
「今日は苦しい感じでした」

―その原因は?
「1点取って、その後ミスで失点した。それで気持ちが落ちてミスが続いてしまった。PKのシーンにしてもこちらのミスだった」

―トップ下での先発だったが?
「試合の2時間前に急に言われた。それからイメージトレーニングをして、試合にはどうにか間に合うと思った」

―どういう風にプレーしようと思った?
「簡単にはたいて、触ってリズムをつくろうと思った。ミスからの失点もあって、なかなかボールがおさまらなかった。ロングボールのセカンドも拾えなかった」

―相手のプレッシャーがあった?
「というよりも、相手が組み立てて来た。間延びさせられて、やっても距離感が悪かった」

―取りどころがはっきりしない?
「うーん。相手がよかったというより、そういう良い状態にまでうちが乗せてしまった。ビデオで見て、(相手は)そこまでチーム状態も良さそうではなかったが、やらせてしまった。うちは起点がつくれず、結局蹴ってしまった。監督の狙いは蹴ってヨーイドンでこぼれ球を拾うというものだったのだが」

―トップ下はドイツ杯以来だが、そのときとの違いは?
「あのときは前から追ったが、今回は一回引いてからというものだった。相手のCBがセンターフォワードに一回当てて起点をつくっていたが、簡単に蹴らせすぎた」

―得点も取ったが?
「得点シーンだけ見たらよかったかもしれないが、それだけだった」

―練習ではトップ下はやっていた?
「今週はやっていない。どこで使うのか分からないが、右SBだと思ってやっていた。だが、いつでも出る準備はしているし、何か変えるかなという雰囲気もあった」

―大敗だが?
「来週に向けて切り替えるしかない。急な変更の多い監督だから、頭を使ってやるしかない。トップ下はおもしろかったけど、この出来ではまたやらせてはもらえないと思う」

―W杯アジア3次予選の相手がシリアからタジキスタンになったが?
「初めて聞いたので何とも言えないが、簡単なものじゃないということは分かる。負けないことが大事で、良い自信を持ってやりたい」

(取材・文 了戒美子)

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