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甲府、阿部同点弾で貴重な勝ち点1

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[8・24 J1第23節 甲府1-1鹿島 中銀スタ]

 前節浦和を3-2で下し、連敗を4でストップするとともに佐久間悟監督新体制初勝利を挙げた16位・ヴァンフォーレ甲府が、ホームで貴重な勝ち点1を獲得した。試合後のインタビューで佐久間監督が「ボクが就任してから逆サイドの選手のポジショニングについて修正してきた。アントラーズはチェンジサイドからバイタルエリアを突いてきたが、逆サイドの選手がポジショニングとファーストディフェンスを意識してくれた」と語っていたが、甲府はボールサイドと逆サイドにいる選手たちも含めてチーム全体が献身的なディフェンス。相手指揮官のオズワルド・オリベイラ監督も「相手が献身的にハードワークをしていた」と讃えていたが、甲府は好守で5連勝と好調な鹿島の攻撃を食い止めた。

 攻撃陣のヒーローはFW阿部吉朗だ。0-1の後半20分に投入されると29分、SB市川大祐の右クロスにマーカーを振り切って二アサイドへ飛び込むと、頭で同点ゴールを押し込んだ。指揮官も「高い確率でシュートが枠にいく。一発で沈める能力がある」と信頼を寄せるFWの6月11日以来2ヵ月ぶりとなる今季4点目。阿部の同点ゴールによって15位・大宮との勝ち点4差をキープした甲府は、今後も勝ち点をひとつずつ積み上げて降格圏脱出を狙う。

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