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10・7ベトナム戦が決定、ザック「時には自分たちのことを考えられる試合を」

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 日本サッカー協会は25日、キリンチャレンジ杯の概要を発表し、10月7日にホームズスタジアム神戸でベトナム代表と国際親善試合を行うことになった。キックオフ時間は19時45分の予定。テレビ朝日系列で全国生中継される。

 9月2日のW杯アジア3次予選・北朝鮮戦(埼玉)、6日の同ウズベキスタン戦(タシケント)後、約1ヵ月ぶりの代表戦となるベトナム戦は、10月11日のアジア3次予選第3戦・タジキスタン戦(長居)に向けた重要なテストマッチにもなる。

 原博実技術委員長は「対戦相手についてはザッケローニ監督をはじめ、現場と相談した。『アジアのチームとやりたい』ということで、アジアで力を付けてきているベトナムと交渉して対戦が決まった」と説明。ベトナムはW杯アジア2次予選でカタールと対戦し、アウェーでの第1戦は0-3で敗れたが、ホームでの第2戦は2-1で勝っており、こうしたこともマッチメイクを後押しした。

 FIFAランキングは日本の15位に対し、ベトナムは129位。格下相手の試合となるが、アルベルト・ザッケローニ監督は「親善試合、ベトナムだから過小評価しているわけではない」としたうえで「相手が強ければ強いほど成長できると思うが、時には自分たちのことに目を向けるのも大切で、自分たちのことを考えられる試合をやってもいい。チームのメンテナンス、バランスに目を向けていくことも大事」と強調。ある程度自分たちで支配できるゲームをこなすことで連係や攻撃の形を確認し、いい流れでW杯予選に臨みたい狙いがうかがえた。

(取材・文 西山紘平)

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