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バセドー病から復帰後最長64分間プレーの山崎「まだ6割」

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[8.27 J1第24節 大宮2-0磐田 NACK]

 7月にバセドー病を再発して長期離脱し、8月20日の仙台戦から復帰していたジュビロ磐田のU-22日本代表候補FW山崎亮平が、復帰後最長の64分間プレーした。チームは無得点で敗れたが、自身はU-22日本代表の関塚隆監督が見守る中、シュート2本を放つなど、完全復活へ着実に前進している様子をアピールした。

「最初はこんなに早く治るとは思わなかったが、まだ試合で動けない。もっと上げていかないといけない。試合勘というより、運動量がまだまだ」と、手応えを感じるには至っていないようだが、復帰後は24分間、45分間、そしてこの日の64分間と着実にプレータイムを伸ばしている。

 プレータイムに関しては「あれぐらいが今の動ける時間。コンディションはまだ6割くらい」と自己分析するが、U-22日本代表が9月21日にロンドン五輪アジア最終予選マレーシア戦を控える中、「意識はある。今の状況で行っても難しいけど」と話した。

 U-22世代の清武弘嗣が8月の韓国戦でA代表デビューし、9月のW杯予選では原口元気も清武とともにA代表に名を連ねている。「同じところでプレーする選手がA代表に行ったのは刺激になるし、自分たちにも可能性があると感じている」と思いをはせる山崎。コンディションを完全に戻して同じラインに立ったときが勝負の始まりだ。

(取材・文 矢内由美子)

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