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左サイドで先発の香川は後半途中からトップ下でプレー

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[9.2 W杯アジア3次予選 日本1-0北朝鮮 埼玉]

 W杯予選の怖さを知った。「簡単に勝てる相手などいないということを、あらためて痛感した」。
北朝鮮を相手にホームでに薄氷を踏む勝利。FW香川真司(ドルトムント)は「勝ちたかったので」と、胸をなで下ろした。

 FW本田圭佑(CSKAモスクワ)の負傷離脱でトップ下での先発も予想されたが、「香川は使いようによっては、スタートポジションが左の方がトップ下以上に能力を発揮できると思っている」というアルベルト・ザッケローニ監督の信念通り、左イドでの先発となった。

 前半はサイドに張るというよりは中に絞ってのプレーが多かったが、狭いスペースでなかなかフィニッシュまで持ち込めず、自らのシュートは1本のみ。後半15分にFW清武弘嗣(C大阪)が投入されてからはトップ下にポジションを変えてシュート2本を放ったが、結果的にはこれらが北朝鮮に対してボディブローとなったと言える。

 特に清武との距離感やコンビネーションが良く、「あいつ(清武)はポジショニングが良くて、ボールを受けるところや出すところの感覚が自分に似ているのでやりやすい。運動量も豊富だし」と手応えを強めた様子だ。

 次戦はアウェーでのウズベキスタン戦。指揮官がトップ下に任命するのは柏木か香川か。新たな注目ポイントがまた生まれた。

(取材・文 矢内由美子)

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