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北朝鮮代表、試合後の監督会見要旨&選手コメント

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[9.2 W杯アジア3次予選 日本1-0北朝鮮 埼玉]

 日本代表と北朝鮮代表は2日、W杯ブラジル大会アジア3次予選初戦で対戦し、ホームの日本が1-0で競り勝った。以下、試合後の北朝鮮代表監督・選手コメント

●ユン・ジョンス監督
「アウェー戦ということで苦しい戦いになったと思うが、選手がよく戦ってくれた。アウェーということで審判の判定が不公平だったと思う。退場(パク・クァンリョン)の場面は(日本の選手も含めて)2人一緒に退場させるべき。(失点シーンも)CKでもないところをCKにされたことは不公平だと思う。(ただチームは6日の)国内での試合では十分に力を発揮してくれると思う」
―負傷したGKを交代させるつもりはなかったのか?
「選手が精神力で最後まで戦えるものだと信じて最後まで代えなかった」
―遠藤選手にマークをつけていたが、意図は?
「日本のチームは遠藤選手が軸になると思っていた。遠藤選手のマンマークを指示してした。共和国(北朝鮮)の選手の判断もよく頑張ってくれた」
―考えていた通りの守りができていたと思うが、最後の失点の原因は?
「私どもの計画通りに守備することができていた。ミスから失点してしまったが、最後までよくやってくれた」

●MF梁勇基(仙台)
「カウンターを狙っていた。(流れのよかった後半序盤のように)前半からもっと行けるようにしないといけない。ボール回しは日本と差があった。もっともっとフリーでつながないといけない。もっとトレーニングが必要」

●MF安英学(柏)
「日本は非常に上手かったし強かった。でも最後までやることができた。これは次につながる」
―香川や日本のプレーの印象は?
「香川はもらい方が上手い。一発でターンしたりしてきた。(先発の11人は)まだかみ合っていなかったところがあると思う」
―チームはホン・ヨンジョ選手やムン・イング選手がいなくなって若返ったが?
「経験値ある選手がいなくなった。ただ可能性のある選手に代わってきている。楽しみ」

●FW鄭大世(ボーフム)
「チャンスがないのは分かっていた。勝ち点1取れなかったのは残念」
―終了間際の交代だったが?
「あそこは守らないといけない。フレッシュな選手が出るべき」
―流れのいい時間もあったが?
「バーセルの選手(パク・クァンリョン)が入ってきて流れがよくなってきていた。可能性を感じていた」
―日本の印象は?
「レベルの差を見せ付けられた。日本代表は強かった」
―退場がなければ。
「ポゼッションが何対何になっても0-0は0-0。あの退場が痛かった」
―攻撃の狙いは?
「カウンターを狙っていた。(相手)ボランチが一度くらいはイージーミスをすると思っていた。(でも)それがなかった。きょうはどうしようもない。チャンスの前(の部分)もできなかった。中盤が支配されてボールを奪う位置も下がりすぎていた」
―仲のいい吉田選手に決められてしまった。
「あいつにやられたのは悔しい。せめてハーフナー・マイクに取られた方がよかった」
―今後も予選が続く。
「(6日の)タジキスタン戦は点差を広げて勝たなければならない。(11月15日の日本戦は)ホームであろうがこういう試合になる。でもホームの雰囲気は違うし、簡単には負けません」

(取材・文 吉田太郎)

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